31 January 2022
『住友電工テクニカルレビュー』200号発刊を迎えて
当社グループの技術研究誌『住友電工テクニカルレビュー』が本年1月末の発刊を持ちまして200号を迎えました。これもみなさまのご支援とご愛顧の賜物と心よりご礼申し上げます。
本誌は、1933年(昭和8年)に『住友電線彙報』の誌名で創刊されました。長い歴史を持つ企業の中でも、戦前から現在に至るまで自社の研究活動やその成果を技報として編纂し、世の中に発信し続けている企業は数少ないのではないでしょうか。メーカーとしては、競争優位性の担保やお客様との守秘義務などの関係から情報開示には慎重にならざるを得ず、当社グループの研究開発活動をみなさまによりご理解いただくためにはどうすればよいのか、私も日頃からジレンマを感じております。そうした中で、本誌は、当社グループの持つ数々の研究シーズと、ソリューションを求めるお客様とをつなぐ重要なコミュニケーション媒体として、次の柱事業の創出にも関わる重要な役割を担っており、同時に、研究者や技術者にとりましても、日々の地道な研究開発活動をみなさまにお伝えできる場として大きな励みとなっております。
当社は創業以来、短期的な利益のみを求めるのではなく、その先にある社会課題の解決を目指し、研究開発によって創造した技術を製品やサービスとしてご提供してまいりました。同誌の創刊から88年が経ちましたが、研究開発の成果を社会に問い、産業の発展に寄与することを願う志は、今も変わってはおりません。
今後も、『住友電工テクニカルレビュー』を通じて当社の研究開発活動をご紹介してまいりたいと思いますので、引き続き、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
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