12 November 2024
2024年度中間決算を発表しました
上半期は、自動車分野ではワイヤーハーネスの需要が堅調に推移したほか、環境エネルギー分野では電力ケーブルの旺盛な需要が継続、また、情報通信分野でも生成AIの拡大に伴い、データセンター関連では光デバイスの需要が増加しました。このような環境のもと、当社は、これらの拡販に努めたほか円安の影響もあり、連結売上高は2兆2,478億円と、上半期として過去最高の売上高を更新しました。
利益面では、売上数量増加に加えて、徹底した生産性改善やコスト低減に努めた結果、営業利益は1,193億円、経常利益は1,217億円、中間純利益は758億円と、いずれも前年同期から大幅増益となりました。特に、営業利益と経常利益につきましては、上半期の過去最高益を更新しました。日頃の従業員の努力の積み重ねがこのような結果につながったことを、社長として嬉しく思います。
また、2024年度通期の連結業績予想は、売上高は銅価前提を引き下げた影響もあり、8月公表の4兆6,000億円から4兆5,500億円に若干引き下げますが、利益面では営業利益は2,600億円、経常利益は2,550億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,500億円と、それぞれ8月公表の予想値を上方修正し、いずれも、過去最高の更新を狙う計画です。
中東情勢などの政治的・地政学的リスクの高まりや、欧州・中国経済の停滞継続など、先行きが不透明であることに加えて、中国での日系自動車メーカーの減産など、厳しい事業環境が続くものと見ておりますが、モノづくり力強化、コスト削減、サプライチェーン強靭化などの取り組みによって、昨年5月に公表しました「中期経営計画2025」にて掲げた各成長テーマを確実に伸長させ、経営基盤強化に取り組んでまいります。
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