23 May 2023
IWCC理事会/合同会議 in Bangkok
IWCCはInternational Wrought Copper Councilの略で、電線や伸銅など、銅加工業者の国際的な業界団体です。発足は1953年であり、1968年に日本としてJWCC(Japan Wrought Copper Council、日本銅加工業者協議会)を組織し、IWCCへ加盟して以来、当社も業界の地位向上を目的に積極的に関与してきました。
私は2017年からIWCC理事、2023年から副会長を拝命しており、5月8日にタイ・バンコクで開催されたIWCC理事会及び合同会議に出席してきました。
バンコクの空港に到着してまず感じたのが、猛暑とも言える暑さ。気温は35℃前後もあり、アフターコロナで人々の往来も非常に活発になっている中、様々な意味で熱気に溢れていました。
さて、Shangri-la Bangkokで開かれた理事会の出席人数は約20名、合同会議は100名を超える大盛況でした。合同会議にはアジア・欧米各国から、産銅/電線/伸銅/商社など業界関係者が多数出席します。今回は脱炭素社会の実現や持続可能な社会の構築に向けた業界としての活動、今後の銅業界を中心とした経済全般の成長見通し等について、様々なプレゼンが披露され、活発な質疑応答が行われました。
理事会への出席は、昨年10月のロンドン以来の出席ですが、今回は特に合同会議で「Sumitomo Electric’s Challenges for Sustainability」というタイトルで、当社グループの取り組みをプレゼンするのが大きな目的です。
プレゼンのテーマは、①当社グループが「住友事業精神」に基づく高い企業倫理の元、古くから現代のESGコンセプトに沿った経営を行ってきたこと、②脱炭素社会の実現に貢献可能な高電圧直流ケーブル・レドックスフロー電池等のビジネス展開、③銅スクラップリサイクルの推進、などです。
お聴きいただいた皆様からは、「トピックスが具体的で非常に分かりやすく、興味深い内容であった」と、嬉しいコメントをいただきました。改めて、住友グループの一員として持続可能な社会の実現に向けた大きな使命を負っていることを強く感じた次第であり、今後もステークホルダーの皆様からの期待に応えていきたい、と決意を新たにしたバンコク出張でした。
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