15 November 2022
IWCC理事会に出席しました
IWCC(International Wrought Copper Council)は、電線や伸銅などの銅加工業者の国際的な業界団体です。1953年に発足し、1968年に日本としてJWCC(Japan Wrought Copper Council、日本銅加工業者協議会)を組織し、IWCCへ加盟して以来、当社も業界の地位向上を目的に積極的に関与してまいりました。
私は2017年からIWCC理事を拝命しており、この度、ロンドンでは3年ぶりの開催となる理事会に出席してきました。
ロンドンは寒い・・・とよく言われますが、幸い訪問した際は、晴れ間も垣間見えるなど天候には比較的恵まれました。2020年末のブレグジットに始まり、今年9月のエリザベス女王逝去、10月のトラス前首相の早期退任と、まさに激動の時代を歩んでいるイギリスですが、人々の往来は活発で、日本とは異なりマスクを着けている人はごく僅かであり、停滞ムードとは程遠い、アフターコロナそのものと言える様相を呈していました。
Hyatt Regency Londonで開かれた理事会の出席者は約20名、アジア・欧米各国から集まり、脱炭素社会の実現に向けた業界としての活動や、ロシアーウクライナ問題に起因する業界全体のリスク等について、真摯な議論を行いました。
コロナを機に、リモートでかなりの仕事ができるようになったと言われますが、3年ぶりにIWCC理事会へ出席し、改めて直接コミュニケーションの意義は全く薄れていないこと、業界全体で会社の枠を超えて人と人との温かい繋がりがあることを実感できたロンドン出張でした。
また理事会後は、Triland Metals社のご案内で、初めてロンドン金属取引所(LME)を見学いたしました。100年以上の伝統を誇るオープンアウトクライ(公開売買方式)の立会場ですが、取引量の大半をオンラインが占める中、存続の是非が検討されており、伝統重視か効率重視か、今後の行方を見守りたいと思います。
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