人的資本の取組み推進

基本的な考え方

当社グループでは世界40以上の国・地域で約29万人の人材が活躍しています。当社グループがグローバル競争を勝ち抜いて発展していくためには、技術、製品、ビジネスモデルをはじめとした全てのリソースをフルに活用していくことが不可欠ですが、それらを支える優秀な人材の確保と活用が最も重要であると考えています。
このため、住友事業精神にある「人材の尊重」の考え方に立脚し、持続的成長をけん引するグローバル人材の育成に努めるとともに、「住友電工グループ2030ビジョン」の実現に向け、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進、グループグローバルでの総合力発揮の実現に取り組んでいます。

グローバルHRMポリシー

当社グループとしては住友事業精神に則り、人材を重視した経営を行ってきましたが、人材に関する基本方針を明確にするため、2011年に「グローバルHRMポリシー」を策定しました。

グローバルHRM(Human Resource Management)ポリシー

We provide workplaces where all the employees can work actively, grow both personally and professionally through work, achieve self-actualization, and contribute to the society.
あらゆる人材が住友電工グループの一員として活躍し、仕事を通じて成長し、自己実現し、社会に貢献できる会社を目指します。

We offer various career opportunities and globally pursue "the right person in the right position" regardless of race, ethnicity, national origin, religion, age, gender, gender identity, sexual orientation, or disability.
人種、民族、国籍、宗教、年齢、性別、性自認、性的指向、障がいの有無等にかかわらず、様々なキャリア機会を提供し、グローバルな適材適所の実現を目指します。

We value and promote diversity in the workplace in order to enhance the creativity of the organization and to sustain the growth of the business.
組織の創造性を高め、永続的に発展するため、多様性を重視し、ダイバーシティの推進に取り組みます。

We develop global leaders who lead and give energy to our global business. Global leaders are those who understand and share the Sumitomo Spirit and the Corporate Principles and can lead highly diversified teams.
グローバルな事業展開を支えるグローバルリーダーの育成に取り組みます。グローバルリーダーとは、住友の事業精神と住友電工グループの経営理念を理解し、ダイバーシティに富んだチームをリードできる人を意味します。

グローバルHRMポリシーのもと、「人への投資」として人材の育成やエンゲージメントの向上、組織の多様性と職場環境の整備に取り組み、「2030ビジョン」で掲げる「あらゆる人材が活躍・自己実現し、社会に貢献できる企業」への基盤づくりを行い、永続的な企業価値の向上につなげています。

グローバルHRMポリシー
グローバルHRMポリシー

体制

「サステナビリティ経営推進委員会」において策定したサステナビリティ経営に関する基本方針等を受け、「人材・D&I 推進委員会」にて当社グループの人的資本に関する具体的な目標や進め方の議論等を行っています。

取組み

人材育成」「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」「職場環境の整備」「健康経営の推進」「人権」に関する、基本的な考え方・具体的な取組み・実績等については、各テーマページをご参照ください。

エンゲージメント調査の実施

2030ビジョンの実現に向け、重要なステークホルダーである社員が活躍・成長・自己実現し、社会に貢献できる企業を目指すには、当社グループで働く社員一人ひとりが会社のビジョンや目標に共感し、目標達成に向けた高い貢献意欲や組織に対する強い帰属意識(「エンゲージメント」)を持てるような組織づくり、風土醸成が重要と考えています。
当社グループでは、住友事業精神やビジョン・経営計画の浸透状況と結束力の高い組織風土の構築に向けての現状を把握すべく、エンゲージメント調査を実施しています。2024年度は国内外グループ165社(前年度比+45社)、約6.5万人(同+約1.1万人)の社員を対象に実施し、調査結果は人的資本の価値を高める施策の検討に活用するとともに、職場運営の参考となるよう各職場管理職に対するフィードバックを実施しています。調査結果の分析から、住友事業精神の浸透が進んでいることを確認しています。また、継続して調査に参加している約1,400の職場の経年変化を分析すると、対話機会の増加、部門方針の情報発信強化など職場改善活動に取り組んだ結果、約6割の職場で改善傾向にあることが分かっています。
次年度以降もさらに対象を拡大して実施予定です。

エンゲージメント調査の実績

キャリア形成支援ガイドブックの発行
働く人々の価値観が多様化する中で、企業が永続的に発展し、社会に貢献していくためには、社員一人一人が能力を最大限発揮して成果を創出できる環境整備と会社・社員双方の努力が必要です。当社は、2024年度にキャリア形成支援ガイドブック「Career Discovery Book」を発行し、社員が当社でのキャリア形成を考える一助として、それぞれのライフステージでの活躍・成長・自己実現を支援する当社の多種多様な人事制度や施策を紹介し、当社グループにおける様々な活躍の可能性を伝えています。