廃棄物・省資源

廃棄物排出量・原単位低減

当社グループは、電線、ケーブル事業を中心として、銅、アルミ、鉄などの資源を使用しているほか、絶縁材料としてプラスチックも多く使用しています。廃棄物としては金属屑や、金属の表面処理や加工により廃酸、廃アルカリ、廃油、汚泥などの発生が多くなっています。廃棄物排出量削減活動として、歩留まり向上や、廃酸、廃アルカリ、廃油等の減容化、プラスチック等の細かな分別、有価物化などを進めています。

廃棄物排出量 = 埋立・単純焼却量+熱回収+マテリアルリサイクル

リサイクル推進

廃棄物のリサイクル率については、日本国内では98%以上となっていますが、海外では廃棄物処理の手段が整っていない国や地域もあり85.2%となっています。各国の状況ごとにリサイクル手段の検討が課題と考えリサイクル率向上を進めていきます。

リサイクル率 =( 熱回収+マテリアルリサイクル+有価物)/
廃棄物量(埋立・単純焼却量+熱回収+マテリアルリサイクル+有価物)

直近のデータ

廃棄物量とリサイクル率(国内)(2022年度)

直近のデータ

廃棄物量とリサイクル率(海外)(2022年度)

直近のデータ

廃棄物量(有価物除く)と売上高原単位低減率(国内+海外)(2022年度)

直近のデータ

2022年度廃棄物量の内訳(国内)

使用済み製品の
リサイクル

製品をお客さまへ提供した後、使用済みとなった製品から資源回収することが、循環型社会の構築に向けて大きな役割を果たします。使用済みの電線・ケーブル、光ファイバケーブル、切削加工用超硬チップを回収し、製品用原料などに再生利用しています。
回収した電線・ケーブルについては、銅・被覆材・金属類に分別し、銅に関しては、自社で溶融し電線他各種の製品として再生、その他の材料についてもリサイクルしており、ほぼ100%有効利用しております。
また、希少金属の一種であるタングステンを主原料とする切削加工用超硬チップは、国内販売量の全量を当社グループ内でリサイクルできる体制が整っています。

電線・ケーブルのリサイクル
電線・ケーブルのリサイクル
●電線・ケーブルのリサイクル