廃棄物排出量削減・
リサイクル推進

基本的な考え方・体制・目標は環境マネジメントをご参照ください。
環境指標の実績はCSRブック(ESGデータ)をご参照ください。

取組み・実績

近年、世界人口の増加、経済発展に伴う資源枯渇問題、海洋プラスチックごみ問題が注目され、循環型社会への移行が課題となっています。住友電工グループでは、従来より、資源枯渇、処分場飽和問題を引き続き重要な課題と考え、廃棄物排出量削減とリサイクル推進に取り組んでいます。

当社グループの事業活動に伴い発生する廃棄物排出量の削減、リサイクル化は製作所や関係会社ごとに活動を進めています。活動状況については各事業部門が取りまとめ、「地球環境推進責任者会議」にて報告、審議する体制をとっています。また、地球環境推進責任者会議のもとに「省資源・リサイクル分科会」を設置し、全社横断的な課題への対応や具体的な進め方を検討する体制をとっています。

さらに、サーキュラーエコノミー(循環経済)については、2022年度より研究開発部門、事業部門などを横断したワーキンググループを立ち上げました。製品の研究・開発時からリサイクルや再利用を前提に考え、新たな資源の使用や消費を抑え、資源の効率的な利用により最大限の付加価値を生み出すため、活動しています。

原料リサイクル推進

〈廃棄物排出量削減〉

当社グループは、電線、ケーブル事業を中心として、銅、アルミ、鉄などの資源を使用しているほか、絶縁材料としてプラスチックも多く使用しています。廃棄物としては金属くずや、金属の表面処理や加工による廃酸、廃アルカリ、廃油、汚泥などの発生が多くなっています。廃棄物排出量削減活動として、歩留まり向上や、廃酸、廃アルカリ、廃油等の減容化、プラスチック等の細かな分別を行い、売却可能なものは有価物として売却しています。なお、当社グループの廃棄物排出量は有価物を除いた値としています。

● 廃棄物排出量・有価物量

2024年度の廃棄物排出量・有価物量は下表のとおりです。廃棄物排出量・有価物の合計200.5千tの内訳は、廃棄物排出量のうち単純焼却・埋立が16.5千t、リサイクルが64.4千tで、リサイクルのうち、熱回収が18.1千t、マテリアルリサイクルが46.3千tです。なお、マテリアルリサイクル・有価物として再利用されたものの内訳は下のグラフのとおりで、金属くずが多くを占めています。

廃棄物排出量 = 単純焼却・埋立+リサイクル
リサイクル = 熱回収+マテリアルリサイクル

廃棄物排出量・有価物量
廃棄物排出量・有価物量
廃棄物排出量の売上高原単位低減率(国内+海外)

● 廃棄物排出量の売上高原単位低減率(国内+海外)

2024年度の廃棄物排出量は、基準年(2022年度)の77.0千tに対して、売上増の影響で80.9千tと増加しましたが、原単位としては、2022年度比10.4%の低減となりました。国内では、生産量減少の影響もありますが、特に海外での生産の増加や品質改善対策等に伴う廃酸、廃アルカリ等の増加、新規拠点の増加等の影響で増加傾向となりました。

〈リサイクル推進〉

廃棄物排出量・有価物のうち、単純焼却・埋立以外のものの割合を廃棄物リサイクル率としています。

廃棄物リサイクル率向上

● 廃棄物リサイクル率向上

2024年度の国内と海外を合わせた廃棄物リサイクル率は91.8%と、目標の93%に対して未達成でした。日本国内では99%以上となっていますが、海外では廃棄物処理の手段が整っていない国や地域もあり87.5%にとどまっています。各国の状況ごとにリサイクル手段の検討が課題と考え、今後もリサイクル率の向上を進めていきます。
2024年度はベトナムや中国でリサイクル施設の整備が進んできていることと、各拠点でリサイクル業者へ処理委託を進めたことでリサイクル率は若干改善しました。

リサイクルが進んだ拠点の情報を更にグループ会社へ展開しリサイクル率改善を進めるとともに、各地域ごとに分別の徹底やリサイクル業者の探索活動を強化してリサイクル率の改善を図ります。

廃棄物リサイクル率 = [リサイクル+有価物]/[廃棄物排出量+有価物]×100