11 September 2025
最長30年間の運用を可能にした新型レドックスフロー電池V40シリーズ ~再エネ主力電源に貢献する国産技術としてスマートグリッド展で公開~
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、幕張メッセで開催される「SMART ENERGY WEEK【秋】第18回 SMART GRID EXPO【秋】国際スマートグリッド展」においてレドックスフロー電池(以下、「RF電池」)V40シリーズを出展します。
V40シリーズは、RF電池の高い安全性や環境にやさしい特長はそのままに、長寿命の材料を採用することにより、最長30年間の運用を可能にしました。さらに、電池出力とエネルギー密度(電解液1㎥あたりに蓄えられるエネルギー量)を大幅に向上させ、従来品と比較して低コスト、省スペース化を実現します。系統用蓄電池や長期脱炭素電源オークションにも適した蓄電池として、2026年1月からの受注開始を予定しております。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

■SMART ENERGY WEEK【秋】第18回 SMART GRID EXPO【秋】国際スマートグリッド展概要
会期 | 2025年9月17日(水)~9月19日(金) |
会場 | 幕張メッセ |
ブース番号 | 6ホール、E14-30 |
公式サイト | https://www.wsew.jp/hub/ja-jp.html |
主な出展製品 | レドックスフロー電池 V40シリーズ |
<出展製品>
■レドックスフロー電池 V40シリーズ
(1) 30年間の長期運用
劣化の少ない材料を採用し、適切な保守・点検を行うことで、最長30年間の運用が可能となります。
従来型の20年間から運用期間が大幅に延長されることで、投資採算性が飛躍的に改善され、
長期脱炭素電源オークション向け応札価格(円/kW/年)の抑制にも寄与します。
(2)電池出力/エネルギー密度向上
従来型に比べて、電池出力は従来比約30%向上し、必要な電池の台数を削減できます。
また、エネルギー密度も向上しているため、電解液の使用量も削減できます。
これにより、システム導入費用を低減し、さらに省スペース化も実現します。

(ご参考)
■RF電池
https://sumitomoelectric.com/jp/products/redox
・住友電工グループ未来構築マガジン「id」Vol.19
https://sumitomoelectric.com/jp/id/project/v19/01
・大阪公立大学でのAIによる再生可能エネルギーの最適化利用にレドックスフロー電池が貢献
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2025/08/prs101
・住友電工グループ 初のネットゼロ工場をSWS西日本・松阪工場で稼働開始
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2025/08/prs110
・新潟県柏崎市向け長時間容量のレドックスフロー電池を3年連続受注
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2025/07/prs094
・レドックスフロー電池、九州の地域マイクログリッドにて初竣工
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2025/04/prs055
・レドックスフロー電池が新出光の系統用蓄電池に採用
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2025/03/prs030