28 October 2026
熊本県の系統用蓄電所にレドックスフロー電池を納入、運転開始へ ~容量8,000kWh、安全性と長寿命を生かし再生可能エネルギーの有効活用に貢献~
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)のレドックスフロー電池(以下「RF電池」)が、株式会社新出光(本社:福岡市博多区、出光泰典 代表取締役社長兼グループCEO、以下「新出光」)の系統用蓄電所に採用され、熊本県玉名郡長洲(ながす)町においてこのたび竣工しました。
本蓄電所は、新出光が取り組む再生可能エネルギーの安定供給および電力系統の安定化を目的に新出光が建設したもので、容量8,000kWh(出力2,000kW×4時間、一般家庭約900世帯の1日分消費電力に相当)の当社製RF電池を導入しています。2026年10月に完成し、同年11月1日より本格運用を開始します。
経済産業省資源エネルギー庁が所管する系統用蓄電池補助金(*注)の対象事業として、当社がRF電池を納入した初の案件となります。
新出光長洲蓄電所(提供:株式会社新出光)
竣工式の様子(提供:株式会社新出光)
2050年のカーボンニュートラル実現に向けては、再生可能エネルギーの活用を最大化することが重要です。一方、太陽光発電の導入が進む九州などの一部地域では、電力需要に対して発電量が多くなる時間帯に、再生可能エネルギーの出力制御が行われており、その有効活用が課題となっています。
こうした課題に対応し、再生可能エネルギーの有効活用とともに、電力系統の安定化を図るため、新出光は熊本県に系統用蓄電所を建設しました。蓄電池の選定にあたっては、火災リスクが極めて低い安全性に加え、長期運用時の容量劣化が少なく、長寿命である点が高く評価され、当社のRF電池が採用されました。
当社は今後も、安全性と長寿命を特長とするRF電池の普及を通じて、電力需給バランスの調整、再生可能エネルギーの有効活用および温室効果ガス排出量の削減に貢献してまいります。
RF電池の特長
![]() | 高い安全性(極めて低い火災リスク) 電解液は不燃、部品は難燃性材料を使用しており、消防法上の危険物に該当しません。そのため、危険物設置許可や危険物取扱者の常駐は不要です。 |
![]() | 長寿命 充放電に伴う電解液の劣化がなく、充放電サイクル数による性能劣化も極めて小さいため、運転方法に左右されず長期間の運用が可能です。 |
![]() | エコフレンドリー 電解液はリユースが可能です(実績あり)。機器材料も適切な分別により、リサイクルが99%可能です。(環境省:産業廃棄物の広域認定取得) |
*一般社団法人環境共生イニシアチブが公募する「令和6年度 再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金(系統用蓄電池・水電解装置導入支援事業)」
(ご参考)
■株式会社新出光 ニュースリリース
長州蓄電所、11月1日より本格運用開始
レドックスフロー電池を採用し、地域電力の安定化と脱炭素社会に貢献
https://www.idex.co.jp/data/news/108/news.pdf
■RF電池Webサイト
https://sumitomoelectric.com/jp/products/redox
■住友電工グループ未来構築マガジン「id」Vol.19
https://sumitomoelectric.com/jp/id/project/v19/01


