19 June 2026

一般社団法人 電気学会より第82回電気学術振興賞 進歩賞を受賞~超高圧電力ケーブルの空間電荷測定・解析システムを共同開発~

  • 一般財団法人電力中央研究所

  • 住友電気工業株式会社

  • 豊橋技術科学大学

一般財団法人 電力中央研究所 グリッドイノベーション研究本部 森田 翔亮主任研究員、住友電気工業株式会社 電力事業部 開発部 松原 貴幸、国立大学法人 豊橋技術科学大学 穂積 直裕名誉教授による共同研究「超高圧電力ケーブルの空間電荷測定解析システムの開発」が、一般社団法人 電気学会より第82回電気学術振興賞 進歩賞を受賞しました。

電気学術振興賞 進歩賞は1942年に創設され、電気・電子・情報分野において新規性のある理論や技術などの提案や実証、または画期的な製品・設備の完成や改良により、産業および社会の進歩に大きく貢献した優れた業績に授与されます。

受賞3名
受賞者 (左から、豊橋技術科学大学 穂積名誉教授、電力中央研究所 森田主任研究員、住友電工 松原貴幸)
表彰状と盾
表彰状と盾

受賞対象となった本研究では、超高圧直流電力ケーブルの絶縁体に生じる空間電荷を測定・解析するシステムを開発しました。空間電荷とは、絶縁体の内部に正極性、または負極性のどちらかに偏って存在する電荷であり、電力ケーブルの絶縁体内部に蓄積されると、絶縁材料の絶縁性能に悪影響を及ぼすことがあります。電力ケーブルに直流電圧を印加することにより、この空間電荷が絶縁体に蓄積するため、超高圧直流電力ケーブル用絶縁材料の開発において、この空間電荷の蓄積現象の解明が重要課題となっています。
このたび、空間電荷の計測技術であるパルス静電応力法の著しい進歩に貢献し、超高圧直流電力ケーブルのさらなる信頼性向上に寄与することが高く評価され、受賞いたしました。

これからも、超高圧直流電力ケーブルの性能評価技術の高度化を推進するとともに、さらなる機能、品質の改善を進め、社会インフラの強靭化に貢献してまいります。

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