01 November 2024
「KANSAI DX AWARD 2024」金賞を受賞
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、「関西デジタル・マンス実行委員会」(事務局:関西経済連合会)主催の「KANSAI DX AWARD 2024」において、「金賞(大企業部門)」を受賞しました。
「KANSAI DX AWARD 2024」は、関西のDX推進の機運醸成を目的として、「関西デジタル・マンス実行委員会*1」が2023年に創設した、先進的にDXに取り組む関西企業を表彰する制度です。
当社は、デジタル技術の活用によって、製造業の重要課題として全社を挙げて取り組んでいる「SEQCDD*2」の改善強化を加速・深化させていくことを、DXの中核と位置づけて、DXの推進に取り組んでいます。2021年4月には社長を委員長とする「DX推進委員会」を立ち上げ、2021年10月には、「モノづくり力強化」「サプライチェーン強化」「働き方改革」「データ活用によるプロセス改善の加速」「DX人材育成」の5つの重点取組み事項を掲げ、「全社DX計画」をとりまとめました。
具体的な製造現場の取り組みの例として、IoT/AIを使ったモノづくり力強化など、成果も挙げつつあります。製造現場では製品の出来栄えを確認するため、目視検査が行われます。良品不良品の製品画像をAIに学習させることで、不良判定AIを開発し、検査を自動化しましたが、製品、現場には様々なバリエーションがあり、展開拡大には課題がありました。そこで、生産時には稀にしか発生しないため、収集が困難な不良画像を、生成AIが作成し、これにより不良判定AIの開発期間を大幅に短縮しました。
こうした当社のDXの取組みについて、このたび「KANSAI DX AWARD 2024」の「金賞(大企業部門)」を受賞しました。受賞理由として、以下を評価いただいています。
・社長自らがリーダーシップを発揮し、組織的なDX推進に取り組んでいる。
・業務効率化、生産向上性が図られており、製造業企業において参考となる取組みである。
当社といたしましては、今後とも、「全社DX計画」を着実に実行し、環境の変化に対して的確に柔軟に対応するとともに、さらなる事業拡大の機会をとらえてまいります。
*1 公益社団法人 関西経済連合会、関西広域連合、総務省 近畿総合通信局、経済産業省 近畿経済産業局、一般財団法人 関西情報センター、独立行政法人 情報処理推進機構、独立行政法人 中小企業基盤整備機構
*2 S(Safety:安全)、E(Environment:環境)、Q(Quality:品質)、C(Cost:価格)、D(Delivery:物流、納期)、D(Development:開発)をさします。
<ご参考:当社 デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の推進>
https://sumitomoelectric.com/jp/company/dx