06 July 2023
鋳鉄・焼結合金高能率加工用CBN焼結体 「スミボロン®BN7125」を開発、販売開始
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、鋳鉄・焼結合金高能率加工用CBN焼結体「スミボロン®BN7125」を開発し、2023年7月より発売します。
「スミボロン®」は、ダイヤモンドに次ぐ硬度を有するCBN(立方晶窒化ホウ素)と結合材を、高圧高温下で焼結したCBN焼結体であり、自動車部品に用いられる焼入鋼や、鋳鉄、焼結合金などを高能率に加工できる工具材料として切削加工の適用領域を拡大してきました。
自動車や建設機械等の重要な構成部品である鋳鉄・焼結合金の加工は、高い寸法精度と表面性状に加え、更なる生産性向上の需要が高まっており、工具刃先にかかる負荷が大きくなるため、より強靭で長寿命を実現できる工具材料が求められています。
これらのニーズにお応えできるよう、当社は現在販売中の焼結合金仕上げ加工用「BN7115」に加え、優れた耐摩耗性と耐欠損性を両立し、鋳鉄・焼結合金の高速加工で安定した性能を実現する高能率加工用CBN焼結体「スミボロン®BN7125」を新たに開発いたしました。
1.特長
スミボロン®BN7125は独自の結合材と焼結体製造プロセスによるCBN粒子間結合力向上により、耐摩耗性・耐欠損性を高いレベルで両立した高能率加工用汎用材種です。鋳鉄・焼結合金の高速転削・旋削加工で安定長寿命を実現します。
2.ラインアップ
ISO旋削/転削用インサート BN7125 117型番
3.販売計画
初年度2.5億円/年、3年後7.5億円/年
4.価格
(標準品)2NU-CNGA120408 BN7125 6,410円(税抜)
■ご参考
当社プレスリリース(2021年4月20日)
焼結合金仕上げ加工用CBN焼結体「スミボロン®BN7115」を開発、販売開始
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2021/04/prs031