07 June 2021

世界初 AI搭載超小型融着接続機T-502Sシリーズを発売開始

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、高性能融着と作業性の両立を実現した世界最小・最軽量の融着接続機T-502Sシリーズを、2021年6月より新しく販売開始いたします。

T-502Sシリーズは、AI*1技術で融着性能を飛躍的に向上させる「NanoTune®」を世界で初めて小型融着接続機に搭載しました*2。 また、IoT技術でデータ管理・遠隔保守を実現する「SumiCloud®」の搭載をはじめ、従来の外径調心機にはない新たな特長を備えております。
当社は、品質へのこだわりから一貫して国内で開発、製造を行っており、これからも独自技術でお客様の融着作業をサポートしてまいります。

T-502Sの主な特長は以下の通りです。

(1)常識を覆す高性能融着
当社独自のAI技術「NanoTune®」の搭載により、使用環境や作業者のスキルに依存せず常に高品質な融着ができるよう、作業をサポートします。
また、ファイバ解析技術をさらに進化させ、融着中の画像解析により高精度に接続損失を推定する機能(HCA*3)と、外径調心機では世界初*4となるファイバ種自動識別機能を搭載したことにより、常に最適な条件で高性能融着を実現します。

(2)段取り不要で即作業
世界最小・最軽量のコンパクトボディに、直感的に操作可能な4.3インチタッチパネルモニターを採用しました。また、人間工学に基づく新設計のワークトレイを標準装備しており、ケースを開けるとすぐに融着作業が可能です。FTTH(Fiber To The Home)の様々な現場環境において作業性向上と施工時間短縮を実現します。

(3)設備管理・作業報告の効率化
小型融着接続機初の無線LAN機能を搭載、当社独自開発のIoT技術「SumiCloud®」の利用が可能です。装置点検・消耗品交換の事前検知、予期せぬトラブルを回避するなど、予防保守機能により、いつでも最高の融着性能を実現します。また、スマートフォンアプリと連携して、作業現場から工事レポートを容易に作成可能です。


テレワークの定着化、遠隔医療、オンライン授業などの浸透に伴い、今後もますます高速・大容量・低遅延な通信ネットワーク網構築が求められてきます。
住友電工グループは、作業性の改善や信頼性の確保、機能性・拡張性の向上など、お客様のニーズに応える製品を開発、提供することで、通信ネットワーク網構築に貢献してまいります。

T502
T-502S
Case and work tray
段取り不要で即作業
AI融着技術 NanoTune
IoT技術 IoT technology
高精度推定損失機能(HCA*3) 搭載
ファイバ種自動識別機能 搭載
寸法 126(W)x154(D)x83(H) mm
質量(バッテリー込) 1.1 kg
標準接続損失 0.03 dB
標準接続時間 6秒
加熱時間 12秒
接続および補強回数 250回
耐環境性能(衝撃/防水/防塵) 76cm5面/IPx2/IP5x*⁵

*1 Artificial Intelligent

*2 当社調べ。

*3 Hot Core Analyzing

*4 当社調べ。

*5 IP(防塵)(防水)のレベルを表示。IPx2は防水2級、IP5xは防塵5級。
防水2級は、鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がないレベル。
防塵5級は、有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らないレベル。

■ ご参考(全て英語)

住友電工融着機Webサイト:
https://global-sei.com/sumitomo-electric-splicers/
LinkedIn(Sumitomo Electric Fusion Splicer):
https://www.linkedin.com/showcase/sumitomoelectricfusionsplicer/
FaceBook(Sumitomo Electric Fusion Splicer):
https://www.facebook.com/sumitomoelectricsplicer/

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