圧粉磁心
(量産中)

圧粉磁心を活用したアキシャルギャップモータ

圧粉磁心とは、軟磁性鉄粉を金型プレスで三次元形状に造形した磁心です。従来のラジアルギャップモータで使用する電磁鋼板と比べて形状自由度と実用上の高周波特性に優れる特長を有しており、自動車用途など様々な分野で実用化されております。 圧粉磁心をモータ用の磁心として用いる場合には、一般的には磁心と銅巻線との間に耐絶縁を確保するための部品を別途準備する必要があります。当社は独自の絶縁塗装処理技術により、圧粉磁心に銅巻線を直巻きすることで部品コストや組立コストの低減を可能にしました。さらに、巻線スペースも拡大できるため、モータの小型化や高効率化に貢献します。

圧粉磁心(FMCMシリーズ)はナノオーダーの絶縁皮膜で覆われた鉄粉を成形・加熱処理した材料で、低周波から高周波数域で優れた軟磁気特性を示します。三次元形状自由度に優れ、アキシャルギャップモータのステータコアに適しています。

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