20 November 2024

スコットランド ジョン・スウィニー首相が当社工場建設地を視察 ~蘇政府とのパートナーシップを強化~

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 「当社」)は、スコットランド政府との協力関係を改めて確認し、英国のエネルギー転換を加速させるためより一層積極的に取り組んでいくことを表明しました。

2024年11月18日(現地日付)に、蘇 ジョン・スウィニー首相がスコットランドNigg港にある当社子会社 SUMITOMO ELECTRIC U.K. POWER CABLES LTD.(以下、SEUK-CL)の電力ケーブル工場建設地を視察されました。
本工場では、再生可能エネルギーへの転換を支える重要なインフラとなる、洋上風力発電所や国家・地域間連系線に使われる海底ケーブルを製造します。

当社はクリーンエネルギーへの転換のために欠かせない技術で、スコットランドおよび英国両政府が掲げるネットゼロ社会の実現に向けて貢献していくことを、ジョン・スウィニー首相と改めて確認いたしました。

柴田さん&蘇首相
(左)当社シニアエグゼクティブオフィサー・柴田 (右) スウィニー首相

■SEUK-CL シニアエグゼクティブオフィサー 柴田泰行コメント
「クリーンエネルギーへの転換は、スコットランドおよび英国全体にとって重要な経済的チャンスです。スコットランドのNigg港に3億5000万ポンドを投資し、新しい海底ケーブルの製造工場を建設することを誇りに思います。工場の建設も順調に進んでおり、既に大規模な基礎工事に着工しています。
海底ケーブルは、スコットランドや英国のネットゼロ目標を達成するための国家的な重要インフラの一翼を担うものであり、今回の工場建設は、地域の雇用創出や経済発展を促進し、英国のクリーンエネルギー供給に資するものです。まさにエネルギー転換期にある当地において我々は今回の事業を通じて、英国における再生可能エネルギーという新たな業界に技術・人材およびサプライチェーン構築の観点から貢献していきます。我々の今回の挑戦が、将来スコットランドや英国全土に住む消費者への、より経済的な再生可能エネルギーの提供や新たなビジネスチャンスの創出に寄与できると信じています。」

■スコットランド ジョン・スウィニー首相コメント
Nigg港で住友電工が建設している英国初のHVDCケーブル工場は、スコットランドが洋上風力発電の発展を牽引する意思を示すとともに、ハイランド地方での雇用の創出や、世界をリードする洋上風力業界の成長に必要なインフラや製造施設を確保するための重要な礎となります。
スコットランド政府は、洋上風力発電のサプライチェーンを構築するために、5年間で最大5億ポンドを投資していますが、このプロジェクトは、私たちの投資がめざす成果期待を示す素晴らしい一例です。
また、このプロジェクトに対して、スコットランド政府とスコットランドの経済開発機関は2450万ポンドの助成金、およびグリーン・フリーポートによる減税措置を提供しています。
住友電工の新工場は、スコットランドの経済発展およびエネルギー施策推進のための官民連携と、グリーン・フリーポートの優遇措置による重要な投資の象徴となります。

全体写真
建設現場視察の様子

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