10 October 2024

ヘッド交換式クイックチェンジホルダ APM型の 「溝入れ・突切り加工用GND型」ヘッドを開発、販売開始

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、小型・自動旋盤用工具「ヘッド交換式クイックチェンジホルダ APM型」に搭載可能な「溝入れ・突切り加工用 GND型」ヘッドを開発し、2024年11月より販売を開始します。

くし刃刃物台を搭載したCNC自動旋盤が広く使用されている小物部品機械加工では、生産性に大きく関わる工具交換時間を短縮するニーズが高まっています。

当社はこれらのニーズに応えるため、嵌合部にポリゴンテーパ形状*を採用し、ヘッド交換 繰り返し精度5μm以内を実現する「ヘッド交換式クイックチェンジホルダ APM型」を2024年5月に発売しました。これにより、工具交換時間を大幅に短縮でき、生産性向上に寄与しています。現在は、一般外径用、後挽き用、溝入れ・ねじ切り加工用といった多数のヘッドを取り揃えていますが、このたび、「溝入れ・突切り加工用 GND型」を拡充します。

FPS-APM_03.jpg
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「ヘッド交換式クイックチェンジホルダ APM型」に搭載した「溝入れ・突切り加工用 GND型」ヘッド(写真右から3つ目)

1.特長
(1)高い繰り返し精度
 ポリゴンテーパ形状*の嵌合部と高精度な作りこみにより、ヘッド交換繰り返し精度5μm
 以内を実現。(インサート個体差は含まず)

 *ポリゴンテーパ形状
 用途に応じた特定の角度や面を持ち、径が先端に向かって細くなる形状。
ポリゴン

(2)多彩なラインアップ
 シャンクサイズ10x10mm/12x12mm/16x16mm、刃幅2mm/3mm、
 最大突切り径φ32mmのラインアップにより、種々のCNC自動旋盤の突切り加工に
 対応。既存のシャンクを用いて、ヘッドを取り付けるだけで使用可能。

(3)剛性の高さにより加工中の振動を抑制
 工具への負荷が高い溝入れや突切り加工においても、一体型ホルダと同等の振動、加工面
 品位を実現。

(4)内部給油対応で優れた切りくず排出性を実現
 すくい面側に設けた内部給油口により、切りくずを細かく分断し、排出性を向上。

2.ラインアップ
 溝入れ・突切りバイトGND型ヘッド  28アイテム

3.販売計画
 初年度5百万円/年、2年後20百万円/年

4.標準価格
 68,000~73,000円(税抜)/個

プレスリリース

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