20 June 2024
Interop Tokyo 2024 Best of Show Award「ShowNetコントリビュータ部門」でグランプリを獲得!
当社およびInfinera(インフィネラ)社は、6月12日(水)~14日(金)に幕張メッセで開催されたInterop Tokyo 2024で、当社開発中のメトロ向け集線イーサネットスイッチ「FTU9100」とFTU9100が制御するInfinera社の「ICE-Xコヒーレント通信トランシーバ*¹」を用いて、日本初となるROADM*²網を経由する複数拠点収容サービスを実証し*³、「今年の一品」を決めるBest of Show Award「ShowNetコントリビュータ部門*⁴」において、グランプリを獲得しました。
伝送分野において新規参入でありながら、展示会名Interopの由来でありテーマである「Interoperability (相互接続性)」を、FTU9100とICE-Xコヒーレント通信トランシーバ、さらにはROADM装置も含めて示した点、また低コストでより広範なAll Photonics Network*5を実現するために欠かせない一対多接続を使い柔軟な光ネットワークの未来を提案した点を評価いただき、今回の受賞に至りました。
今後も、先端の技術開発に向け取り組むとともに、社内外の技術・製品を組み合わせたイノベーションにより、IOWNをはじめとした光ネットワークシステムの大容量化、低遅延化、低消費電力化を実現し、より充実した未来社会への道筋を描き続けます。
なお、FTU9100は、7月18日(木)~19日(金)に東京国際フォーラムで開催される「ケーブル技術ショー2024」の当社出展ブースでも展示予定です。
*1 ICE-Xコヒーレント通信トランシーバ
Infinera社が手掛ける光コヒーレントトランシーバ。光コヒーレントトランシーバは、主に長距離、高速の光通信であるコヒーレント通信を実現する送受信部品。光の波長毎に通信データを伝搬することができ、光ファイバ1本あたりの通信量を大きくできます。
*2 ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)網
ROADM網はROADM装置で構成される大容量・長距離伝送を実現するネットワークです。ROADM装置は波長の異なる複数の光信号をまとめて伝送する波長多重機能や長距離伝送によって弱くなった光を強くする光増幅機能などを持ちます。
*3 6月10日(月)当社プレスリリース
Interop Tokyo 2024 ShowNetでAPN拡大に向けROADM網を経由した複数拠点収容サービスを実証
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2024/06/prs061
*4 ShowNetコントリビュータ部門は、最新のネットワーク技術・ネットワーク機器などを相互に接続し「5年後、10年後に必要となるネットワークの姿」を示すShowNetに機器やソフトウェアを提供する組織で構成され、本年は約95の組織が参加しました。
*5 All Photonics Network(APN)
130を超える組織・団体が参画する次世代ネットワーク・情報処理基盤の実現を目指す国際フォーラムIOWN Global Forumにてアーキテクチャ策定が行われているフォトニクス技術をベースとした革新的ネットワーク。IOWNのユースケースを支えるネットワークとして、必要なときに必要な地点間を光パスでダイレクトに接続可能にします。
・「IOWN」は、日本電信電話株式会社の商標又は登録商標です。
(ご参考)
・公式サイト 当社実証紹介ページ
https://f2ff.jp/2024/interop/exhibitor/show.php?id=2433
・Best of Show Awardとは
https://www.interop.jp/2024/award/
・受賞企業一覧
https://f2ff.jp/2024/interop/award/winner/