社会貢献活動

住友電工グループの
社会貢献活動

当社グループの社会貢献は、事業を通じて社会に役立つ製品・技術・サービスを提供することはもとより、社会の一員として、CSRを含むさまざまな活動に取り組んできました。2007年には「住友電工グループ社会貢献基本理念」を制定し、自律的な社会貢献活動に継続的に取り組んでいます。現在では、学校・教育、文化・芸術、産業・学術振興などの多岐にわたる分野への寄付やグローバルに展開する事業拠点での地域貢献活動、そしてさまざまなスポーツ活動の支援などを通じて、幅広い分野での社会貢献活動を展開しています。

社会貢献活動
住友電気工業株式会社 陸上競技部監督 渡辺 康幸(写真中央)

スポーツ活動による社会貢献

私たち陸上競技部は、地域の小中学生や幼稚園児に実施する陸上教室や『住友電工フェスタ』という地域に開放して実施するイベントなどを通じて住友電工グループが地域の皆さまから信頼され、愛される存在となるよう努めています。
私たちが地域の皆さまと「つながる」ことで、BtoB型ビジネスである当社グループに対する理解を深めていただき、さらに社内でのCSRに対する意識向上にも貢献できると思っています。
また、監督という役割は、指導だけではなく組織をマネジメントするという側面があり、企業のマネジメントと相通じるところがあります。陸上競技部には現在25名の選手が所属しており、私はその一人ひとりが部員として社会貢献に努めることはもちろん、住友電工グループの萬事入精の精神をもとに、人として成長していくことが大切だと考え、指導しています。
今後も陸上教室などのイベントを率先して開催・参加し、地域社会と当社グループ、そして当陸上競技部がWin-Winの関係を構築できるよう尽力していきたいと思っています。

住友電工グループ
社会貢献基金

当社グループの寄付先の一つである「住友電工グループ社会貢献基金」は、人材育成と学術振興を目的とする公益財団法人です。この財団では、大学講座への寄付、学術・研究助成や国籍を問わず国内外で学ぶ大学生などへの奨学金支給などで、より良い社会・環境づくりに向けて、一隅を照らす活動をしています。

クライウット・  ムアンノイチャルーン 様
クライウット・ムアンノイチャルーン 様 Sumipol Corporation Limited エンジニアリングサービス部

日本への留学は私の夢です。

私は、2021年5月にタイ日工業大学の経営学部物流・サプライチェーンマネジメントコースを卒業しました。現在は、Sumipol Corporation LimitedのIoTシステム開発チームの一員であるエンジニアリングサービス部で働いています。

私には、日本でさまざまな技術関連の分野で勉強したいという夢があります。将来、自分の教育やキャリアを深めるために、専門的な知識を学び、第三言語のコミュニケーションで日本語を学びたいと考えています。
大学3年生のとき、私の両親は経済的な問題を抱えていました。そこで、学生支援機構の奨学金のお知らせを見て応募しました。そして、「S.E.I.奨学金」を得ることができました。

この奨学金は、優れた学習能力を持ちながら経済的支援を受けられない学生や、問題を抱えている学生を支援するものです。その後、私は多くの事を経験することができました。4年生のときには、ロイヤルアワードの学生代表の選考に参加し、タイ日工業大学を代表して全国ステージコンテストに参加する機会を得ました。

さらに、現在の職場であるSumipol Corporation Limitedのエンジニアリングサービス部での協力型インターンシップにも参加しました。ウォークビハインド式シリンダー組立ラインの生産性と在庫管理のためのIoTシステムデザインについて研究しました。その研究は、TNI Academic Conference (TNIAC) 2021に掲載されました。

今までの経験を踏まえ、タイ日工業大学と先生、友人、助けてくれた人、機会を与えてくれた人全てに感謝したいと思います。そして、私や他の学生に支援奨学金を与えてくださった住友電気工業株式会社とS.E.I. Thai Holding Co., Ltd.に感謝します。いつの日か、日本でさらに勉強できることを願っています。