04 July 2025
一般社団法人情報通信技術委員会より2025年度功労賞を受賞
このたび、情報通信ネットワークの標準化とその普及を担う一般社団法人 情報通信技術委員会(以下、TTC)より、当社 光通信事業部海外技術部主幹 山本義典が「光ファイバケーブルに関する標準化活動にかかわる功績」により、2025年度功労賞を受賞しました。6月18日に明治記念館にて表彰式が開催され、TTCより表彰状が授与されました。

TTCは、TTC標準化活動に多大な貢献をした方の功績を毎年表彰しています。2025年度TTC功労賞は、4月16日に開催された第185回企画戦略委員会において選出されたものであり、住友電工グループにとって昨年に続く栄誉*1となります。
同氏は2020年から通信電線線材協会の一員として、TTCの光ファイバ伝送専門委員会に参加しています。本委員会での活動を通じて、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T) Study Group 15*2 Question 5 *3において、海底ケーブルや陸上長距離ネットワークに用いられる単一モード光ファイバの国際標準(ITU-T勧告G.654)について寄書提案を行うなど、標準化に向けた積極的な活動が評価されました。
また、その標準実装活動において、ダクトおよびトンネル内に牽引方式で敷設される光ファイバケーブルの特性などを定めた技術標準(TTC標準JT-L100)や、光アクセスネットワークのトポロジに関する技術標準(JT-L250)などの策定にも貢献し、その功績がこのたびの受賞に繋がりました。
現在、グローバルなデータトラフィックの増大と生成AIの目覚ましい発展により、データセンタ内およびデータセンタ間でも通信ネットワークの大容量化と低遅延化が求められています。このような背景から、光ファイバケーブルに関する標準化はますます重要な取り組みとなっています。
今回の受賞を励みに、今後も住友電工グループは情報通信技術の標準化に尽力し、情報通信技術の発展に貢献してまいります。
*1 2024年6月25日 当社ニュース
「一般社団法人情報通信技術委員会より2024年度功労賞を受賞」
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2024/06/prs067
*2伝送網、アクセス網及びホームネットワークのためのネットワーク、技術及び基盤設備
*3光ファイバおよびケーブルの特性および試験方法ならびに敷設指針