12 December 2024
フィリピン セブ島-ボホール島間 高圧交流海底ケーブル敷設プロジェクト完工
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 「当社」)は、National Grid Corporation of the Philippinesより受注したセブ島-ボホール島間の230kV交流送電ケーブル敷設を2024年9月に完工しました。
本プロジェクトは、セブ島-ボホール島間 全長27kmのルートに230kV交流海底ケーブル(1,200MW/2回線)を敷設するものであり、近年の観光客増加に伴うボホール島での電力需給逼迫を解消し、地域全体の電力網の信頼性を強化する重要なインフラ整備となります。
当社は、230kV交流XLPE(架橋ポリエチレン)絶縁ケーブルを含むシステムの設計、製造、敷設工事を請け負い、特に高度な技術が要求される深海での工事を工期通りに完工しました。本プロジェクトにより、地域全体に安定的かつ効率的なエネルギー供給が可能となり、当地域の発展に大きく寄与することが期待されます。
■当社執行役員 原田和平 コメント
当社がこれまで培ってきたフィリピン海域における豊富な経験とノウハウを活かし、本プロジェクトを無事に完工できたことを大変嬉しく思います。このプロジェクトは、地域のエネルギーインフラ強化に向けた重要な成果であり、当社は今後も同国における持続的なエネルギー供給へ貢献してまいります。
当社は、フィリピンにおいて30年以上継続的に海底電力プロジェクトを受注・完工しており、お客さまより高い評価をいただいています。
今後も電力需要の増加が見込まれる同国において、これまで培ってきた電力ケーブルの高い品質と技術により、安定した電力供給の実現に向けて取り組んでいきます。