31 October 2024

ステンレス鋼・難削材ミリング用コーティング新材種「ACS1000」を開発、および「ACS2500/ACS3000」適用のカッタ/穴あけ工具を拡充、販売開始

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、ステンレス鋼や難削材の加工に最適なミリング用コーティング新材種「ACS1000」を開発、さらに、「ACS2500/ACS3000」適用のカッタ/穴あけ工具を拡充し、2024年12月より順次販売を開始します。

近年、半導体やガス・エネルギー、航空産業をはじめ、ステンレス鋼や難削材を多用する分野の拡大とともに、安定長寿命な工具の需要が高まっています。

当社はこれらのニーズに応えるため、ステンレス鋼や難削材加工に最適なミリング用コーティング材種の新たなラインアップとして、今回、高速加工に最適な新材種「ACS1000」を開発し、生産性向上や加工コスト低減に大きく貢献します。また、既存の材種「ACS2500/ACS3000」適用のカッタ/穴あけ工具を拡充し、より広範な加工への対応を可能とします。

 

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ステンレス鋼・難削材ミリング用コーティング材種 「ACS1000/ACS2500/ACS3000」

1.特長
「ACS1000/ACS2500/ACS3000」に適用している当社独自のPVD*コーティング技術「アブソテック®(Absotech®)」は膜組織の超微細化により高強度かつ高靭性を両立し、ステンレス鋼や難削材のミリング加工において優れた安定性と長寿命化を実現します。
また、新材種「ACS1000」は、耐摩耗性に優れる超硬合金を使用しており高速加工で長寿命化を実現します。

2.ラインアップ
・ACS1000 46型番
(WGX型、WEZ型、WFX型、DMS型、RSE型、RSX型用インサート)
・ACS2500 59型番
(WGX型、DGC型、WEZ型、WFX型、DFC型、TSX型、RSX型用
インサート)
・ACS3000 96型番
(WGX型、DGC型、WEZ型、WFX型、DFC型、TSX型、RSX型用
インサート、SumiDrill® WDX型用インサート)

3.販売計画
初年度 2.6億円/年、3年後 6.4億円/年

4.標準価格
1,060円~3,720円(税抜)/個

*PVD(Physical Vapor Deposition)
気相中において、対象とする物質の表面に物理的に薄膜を蒸着する成膜手法。

プレスリリース

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