10 October 2024
「SEC-溝入れバイト GND型」の内径加工用ホルダGNDIS型用インサートの適用材種を拡充、販売開始
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、「SEC-溝入れバイト GND型」の内径加工用ホルダGNDIS型用インサートの適用材種を拡充し、2024年11月より販売を開始します。
航空機部品や自動車部品などの各種機械部品に多く用いられる溝入れ加工では、切れ刃全体を被削材に接触させて加工するため、刃先にかかる負荷が高く、また加工時の温度も高くなります。さらに、ニッケル基合金などの難削材加工の需要は年々増加しており、安定かつ長寿命な溝入れ工具のニーズが高まっています。
当社は、こうした加工ニーズに応えるため、「SEC-溝入れバイト GND型」の内径加工用ホルダGNDIS型用インサートに難削材旋削用コーティング材種「AC5015S」「AC5025S」を適用し、ラインアップを拡充します。
1.特長
(1)難削材加工において安定した長寿命を実現
難削材旋削用コーティング材種「AC5015S」「AC5025S」は、専用超硬母材に当社
独自のPVD*コーティング「アブソテック® ブロンズ (Absotech® Bronze)」を採用
したことで、難削材加工時の耐摩耗性と耐欠損性が大きく向上しています。
(2)高剛性設計により振動を低減
GNDIS型ホルダは一体構造の高剛性設計およびダイス鋼の採用により、内径溝加工時の
振動を低減し高能率加工を実現、消費電力の低減にも貢献します。
2.ラインアップ
インサート(材種:AC5015S) 4型番
インサート(材種:AC5025S) 4型番
3.販売計画
初年度14百万円/年、2年後29百万円/年
4.標準価格
インサート 2,110~2,250円(税抜) /個
*PVD(Physical Vapor Deposition):
気相中において、対象とする物質の表面に物理的に薄膜を蒸着する成膜手法。