16 July 2024

IP放送規格に準拠する放送受信機能を搭載したセットトップボックスやヘッドエンド装置などによるケーブルテレビのIP放送化を実演

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、2024年7月18日(木)~19日(金)に東京国際フォーラムで開催される「ケーブル技術ショー2024」において、セットトップボックス(以下、STB)と当社製IP放送ヘッドエンド装置「IPTV MuxCaster🄬シリーズ」を組み合わせたデモンストレーションを行います。

現在、ケーブルテレビではRF方式*1による放送サービスが提供されていますが、4K/8K放送の増加によるRF放送の空き帯域の不足が懸念されることなどから、IP方式での放送サービスに向けた基盤整備に取り組まれています。

本展示では、JCOM株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩木 陽一)を通じて販売しているSTB(ケーブルプラスSTB-2/ケーブルプラスSTB-2 mini)に、当社が仕様策定に参画したIP放送規格「SPEC-028/035/045」(2023年7月制定)に準拠した「IP放送受信機能(以下、本機能)」を搭載した試作機やIPヘッドエンド装置*²、また光加入者線終端装置*3(OLT)/光回線終端装置*4(ONU)など、当社の製品を用いたIP放送を実演します。

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<当社ブースでのIP放送展示内容>

当社は、2023年度にケーブルテレビ株式会社、株式会社中海テレビ放送をはじめ複数のケーブルテレビ局と本展示と同様のIPヘッドエンド製品とSTB試作機を用いたIP放送の実証実験を行い、実用性を証明しています。
今後も当社は、ケーブルテレビ放送のIP化に貢献すべく、関連システム・装置の開発や標準化の推進に積極的に取り組んでまいります。

当社ブースへのご来場を心よりお待ちしております。


■「ケーブル技術ショー2024」技術展示会 開催概要

 日 時  7月18日(木)09:30~18:00
 7月19日(金)09:30~17:00
 会 場  東京国際フォーラム ホールE トータソリューションZONE
 当社ブース番号  A16-2


(ご参考)当社プレスリリース:
6月19日「ケーブル技術ショー2024 技術展示会」に出展
https://sumitomoelectric.com/jp/press/2024/06/prs064


*1 RF(Radio Frequency)方式。周波数多重信号でテレビ放送信号を配信する方式。
*2 IPヘッドエンド装置 放送信号をデータ通信信号であるIPパケットに変換して送信する装置。
*3 光加入者線終端装置(OLT)ケーブルテレビ局に設置される光回線の終端装置。
*4 光回線終端装置(ONU)加入者宅側に設置される光終端装置。

・ ケーブルプラスは、JCOM株式会社の登録商標。  

プレスリリース

IP放送規格に準拠する放送受信機能を搭載したセットトップボックスや ヘッドエンド装置などによるケーブルテレビのIP放送化を実演

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