02 July 2024

人工知能学会より2023年度研究会優秀賞を受賞

このたび、人工知能分野における国内最大の学会である一般社団法人 人工知能学会より、当社 解析技術研究センター 開発企画部 星名豊と株式会社クオルテック 植木竜佑様との共同研究である「障がい者参加型能動学習スキームを用いた電線ケーブル製品の素線追跡と詳細品質評価(以下、本論文)」が、「2023年度研究会優秀賞」を受賞しました。2024年6月28日に慶應義塾大学三田キャンパスで表彰式が開催され、人工知能学会より表彰状が授与されました。

授賞式のようす
授賞式のようす
表彰式のようす

「2023年度研究会優秀賞」は、2023年4月から2024年3月に開催された人工知能学会にて発表された研究論文のうち、特に優秀な取り組みを選び、表彰されるものです。

当社では、特例子会社であるすみでんフレンド株式会社(以下、「フレンド」)を中心に障がい者雇用を推進しています。
本論文では、フレンドと協働し「障がい者参加型能動学習」を適用した事例について報告しました。これまでオフィスサポート業務などが中心であったフレンドの社員に、当社の主力製品(電線ケーブルなど)を評価する人工知能の作成を通じて、設計・品質評価工程に直接参画できるようになることを報告しています。

企業において、より多くの障がい者がより多様な業務で活躍できる環境づくり、および深層学習技術の効果的な活用のための新たな取組みとして「これからの社会における人工知能」を考えるうえで重要であると評価され、今回の受賞にいたりました。詳細は、以下論文をご確認ください。

■障がい者参加型能動学習スキームを用いた電線ケーブル製品の素線追跡と詳細品質評価
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsaisigtwo/2023/SAI-048/2023_01/_pdf/-char/ja

■当社 解析技術研究センター 開発企画部 星名 豊 コメント
今回、フレンドのメンバーと協力した本取組みが評価されたことを、誇りに思います。
組織の発展に向け、ダイバーシティの推進が社会課題のひとつとなっています。誰もが働きやすい職場づくりの一助になるように、また誰でもAIづくりに参加できる社会を目指し、本取組みをさらに推進してまいります。  

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