27 June 2024

夜間や悪天候でも高い検知精度を実現する歩行者検知用ミリ波センサ 「NEXUSEYE®(ネクサスアイ)」を販売開始

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、夜間や悪天候でも高い検知精度を実現する歩行者検知用ミリ波センサ「NEXUSEYE®*1(ネクサスアイ)」を2024年10月より販売します。

近年増加する歩行者の交通事故の削減や、交通弱者の道路横断支援などのため、世界各国で歩行者の検知が可能なセンサの需要が高まっています。歩行者の交通事故は、見通しの良くない夜間や悪天候時に発生することが多いにも関わらず、従来型センサ(画像センサ*2、LiDAR*3など)は、このような条件下で検知精度が劣化する課題がありました。

当社はこの課題を解決すべく、ミリ波電波によるレーダ方式を採用し、歩行者からの微弱な反射信号を、独自のアンテナ技術と検知アルゴリズムを用いて、確実に検知できるミリ波センサ「NEXUSEYE®(ネクサスアイ)」を開発しました。

「NEXUSEYE®」は、広い検知エリアと、高い検知精度、設置およびメンテナンスの容易性など多くの優れた特徴を持つ非常に高性能なセンサです。例えば夜間の雨天時でも、60m先の歩行者をほぼ100%の精度で検知することができます。また従来のセンサで必要な、レンズ面の清掃も必要ありません。

まずは近年、歩行者の交通死亡事故の増加が社会問題となっている北米市場向けの専属パートナーであるIteris社(アイテリス)(本社:テキサス州オースティン、CEO:ジョー・ベルジェラ)*4を通じて、2024年10月より提供を開始します。

当社は今後も、各種センサをグローバルに提供し、交通事故削減や円滑な交通を実現し、
安全・快適で環境にも優しい交通社会の実現に貢献できるよう、取り組んでまいります。

*1 NEXUSEYE、NEXUSEYEロゴは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
*2 画像センサ:デジタルカメラで撮影した画像を用いて、物体の存在を検知し、その物体の種別を判定するセンサ。
*3 LiDAR:Light Detection And Rangingの略。光を照射し、その反射光から得られる情報をもとに物体までの距離や形状の計測を行うセンサ。
*4 Iteris社:世界中で交通インフラにおける監視・可視化・最適化ソリューションを提供する米国企業で、スマートモビリティのリーディングカンパニーです。

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プレスリリース

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