07 March 2023
カンボジアの通信インフラ技術者育成に協力
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、厚生労働省からの要請を受け、カンボジアの通信技術者育成プロジェクトに参画し、11月2日(水)~11月11日(金)に同国代表者を日本へ招聘し開催された人材育成セミナーにて同国技術者の育成に協力しました。
現在、厚生労働省では政府開発援助(ODA)の一環として「日本が誇るものづくり人材の育成および技能評価のノウハウをアジアの途上国に移転すること」を目標に掲げ、開発途上国の政府や職業訓練機関等を対象に、技能検定に関するセミナーや、当該国における技能検定トライアルなどが実施されています。
特に、カンボジアでは国内技能五輪競技大会において、「Information Network Cabling(情報ネットワーク施工)」職種の新設および導入を目指していることから、本プロジェクトの対象国として選定され、昨年度より、継続的な支援が行われております。
その中で、当社は、本プロジェクトに昨年度より参画し、カンボジアへの技術者派遣や、光ファイバ融着接続機など関連製品を提供しました。
今年度は、横浜製作所にて同国の通信技術者および厚労省責任者に、光関連製品群とその製造方法を中心に紹介、光通信網に関する技術について指導しました。また、同国の通信事情をご紹介いただき、技術交流を行いました。参加者の方々からは、「当社の幅広い製品ラインナップとそれらを支える高い技術を知ることで、光通信網について体系的に学ぶことができ、理解を深めることができた。」との高い評価をいただきました。また、当社の継続的な貢献に対して厚生労働省より謝意を拝受しました。
当社は、光通信機器分野の最先端の製品・技術の開発に努めるととともに、引き続き世界中の通信インフラ整備と携わる人材の育成にも取り組み、世界中に広がる高度情報化社会により一層貢献できるよう努めてまいります。