02 February 2023
日新電機株式会社及び株式会社テクノアソシエの株式に対する公開買付け開始のお知らせ
住友電気工業株式会社(社長:井上 治、以下「当社」といいます)は、本日開催の当社取締役会において、完全子会社化を目的として、日新電機株式会社(代表取締役社長:松下 芳弘、以下「日新電機」といいます)及び株式会社テクノアソシエ(代表取締役社長:森谷 守、以下「テクノアソシエ」といいます)のそれぞれの株式を金融商品取引法に基づく公開買付け(以下「本公開買付け」といいます)によって取得することを決議いたしました。
当社は、「常に公益を重視し、ステークホルダーの皆様との共栄を図る」ことを「基本思想」として、2022年5月に「2030ビジョン」を策定・公表し、「トップテクノロジーを追求し、グループの総合力により、よりよい社会の実現に貢献していく」ことを「存在価値」と位置づけて、激変する事業環境におけるサプライチェーンに関する地政学的なリスクなどの様々なリスクの顕在化や長期化も踏まえながら、幅広く「インフラや産業を支える製品・サービス」を提供していくことを通じて、当社グループの総力を挙げてグループ全体の企業価値のさらなる向上に取り組んでいます。
一方、日新電機は、特徴ある技術・製品によって、電力・環境システム、ビーム・プラズマ、装置部品ソリューションの分野を中心に、「日新一新」の合言葉のもと、「一人ひとりが社会に貢献していることを実感でき、確かな技術力で持続する未来を創造する企業グループ」を目指して事業を着実に展開しています。
このような日新電機と当社のビジョンと取組みは、方向性を同じくするものと考えております。
既に当社は、2007年11月に日新電機の株式の追加取得によって日新電機を当社の連結子会社として、環境・エネルギー分野をはじめとする連携を図ってまいりましたところ、今後とも当社と日新電機がさらなるシナジーを創出していくためには、直接的な資本関係をより強化することが望ましいという判断に至りました。
本公開買付け及びその後予定しております手続きによって日新電機を当社の完全子会社とすることにより、コア技術の融合・組み合わせによるソリューション提案力の強化、組織や人材の融合・交流・ローテションによる人的リソースの最大限の活用、海外拠点・顧客基盤の相互活用によるグローバル展開の加速、コスト・リスクの低減などが可能となり、これによりグループの総合力の一層の強化を図ることで、グループの企業価値のさらなる向上につながるものと考えております。
また、テクノアソシエは、独自の営業力(「開発提案型営業」)とともに広範なサプライヤー・加工ネットワークによって、エレクトロニクス関連、自動車関連、エリア営業などの事業を着実に展開し、営業活動の中で培ってきた知見とエンジニアリング・カンパニーとしての創意工夫と提案力を活かし、多様化するニーズを的確にとらえ、高い付加価値とサービスを提供し、事業機会と市場領域の拡大のためのアライアンスや提携・協業についても積極的な取組みを進めていくこととしています。
このようなテクノアソシエと当社のビジョンと取組みは、方向性を同じくするものと考えております。
既に当社は、2019年9月にテクノアソシエの株式の追加取得によってテクノアソシエを当社の連結子会社として、さまざまな協業の展開を模索し、試作機能の活用、調達力の充実・向上、顧客ニーズの発掘などの連携を図ってまいりましたところ、今後とも当社とテクノアソシエがさらなるシナジーを創出していくためには、直接的な資本関係をより強化することが望ましいという判断に至りました。
本公開買付け及びその後予定しております手続きによってテクノアソシエを当社の完全子会社とすることにより、独自の営業力と広範なサプライヤー・加工ネットワークの活用によるグループとしての付加価値の向上や売上・収益の拡大、コーポレート機能などのグループのリソースの相互活用などが可能となり、これによりグループの総合力の一層の強化を図ることで、グループの企業価値のさらなる向上につながるものと考えております。
当社といたしましては、日新電機及びテクノアソシエの両社の完全子会社化によって、グループの総合力の一層の強化を通じて、グループ全体の企業価値のさらなる向上に取組み、ステークホルダーの皆様との共栄を図ってまいります。
以 上
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