04 January 2022

社長年頭挨拶(社員向け要旨)

2022年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年の世界経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の進展に伴い、欧米を中心に回復が進みましたが、感染の再拡大により経済活動も停滞するなど、不安定な状況が続きました。
本年も、新型コロナウイルス感染症による影響や変化は、避けて通れません。一方、withコロナにおける変化は、ピンチばかりではありません。変化を敏感に感じ取り、迅速かつ臨機応変に対応していくことは、必ず次の成長の糧となります。

こうした認識を踏まえ、本年は皆さんに、次の3点を要望します。

1.変化に強い企業体質を作り上げる
1点目は、「変化に強い企業体質を作り上げる」ということです。本年も、定量的目標を定めたSEQCDD*1活動を推進して頂きたいと思います。安全については、積極的に現場の声を吸い上げ、リスクの芽を確実に摘み取るようお願いします。
また全ての部門において、一層の生産性の向上を目指して、徹底的な無駄の排除をお願いします。
少々の外部環境の変化を跳ね返す、強靭な企業体質の構築に向けて、それぞれの業務において一層の工夫と、着実な改善の実行を強く要望します。

2.ビジネスチャンスを活かす
2点目は、「ビジネスチャンスを活かす」ということです。
化石燃料から再生可能エネルギーへの転換を促すグリーントランスフォーメーション(GX)、デジタル技術の活用により、製品サービスやビジネスモデル等を変革し、競争力を強化するデジタルトランスフォーメーション(DX)、そして、自動車におけるコネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化の頭文字をとったCASE。これらはいずれも、当社事業との関係が深く、将来の持続的な成長に向けた千載一遇のチャンスです。当社グループが持つリソースなどを、様々な角度から注視し、ビジネスチャンスを確固たる成果に導けるよう、取り組みの強化をお願いします。

3.コンプライアンスの徹底
3点目は、「コンプライアンスの徹底」です。
昨年も多くの企業において、不祥事により、営々と築いてきた信用や信頼を一瞬にして失うという例が、後を絶ちません。
法令遵守、企業倫理の維持は、社会から信頼、尊敬される企業として持続的に発展していくための絶対条件です。そして、住友電工グループは、「萬事入精」、「信用確実」、「不趨浮利」、「技術の重視」、「人材の尊重」、「企画の遠大性」、「自利利他、公私一如」という住友事業精神を、全ての企業活動の根本においています。皆さんには、住友事業精神、Code of Conduct/行動規範に則った行動を、切に要望します。
また、縦横の活発なコミュニケーションよって、風通しが良く明るい、一体感のある、活き活きとした職場を、全員で作ろうではありませんか。


withコロナの中、前向きに、次の成長へのチャンスと捉えて、22VISIONの達成に向けて頑張りましょう。


*1 SEQCDDとは、S(Safety:安全)、E(Environment:環境)、Q(Quality:品質)、C(Cost:価格)、D(Delivery:物流、納期)、D(Development:開発)をさします

社長年頭挨拶(社員向け要旨)

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