22 February 2021

刃先交換ドリルSumiDrill® WDX型のステンレス鋼加工に特化したブレーカ「M型」を開発、販売開始

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、刃先交換ドリルSumiDrill® WDX型の製品ラインアップを拡充し、ステンレス鋼の穴あけ加工に特化したブレーカ「M型」を開発し、2021年3月より販売を開始します。

当社の刃先交換ドリルSumiDrill® WDX型は、金属部品への穴あけ加工において安定した高品位穴あけを実現する刃先交換ドリルとして、発売以来ご好評をいただいております。この度、当社は同製品のラインアップを拡充し、ステンレス鋼加工に特化したブレーカ「M型」(以下 M型ブレーカ)を開発しました。

ステンレス鋼は耐食性や耐熱性などの優れた特性から使用用途が広く、その需要は年々伸びています。しかしながら、ステンレス鋼の穴あけ加工においては切りくず処理の難しさから工具寿命が不安定になる、また排出された切りくずが加工面を傷つけるといった課題があり、加工する工具に対しても加工安定性の改善、長寿命化によるコスト低減、加工面の高品位化の要求がますます強まっています。

これらのニーズに応えて2021年3月から販売開始するM型ブレーカは、切りくずをスムーズに排出する新しい設計思想のブレーカ形状と、ステンレス鋼加工用材種「ACM300」を組み合わせたものです。これにより、5Dの深穴加工や旋盤加工など幅広い条件において優れた加工安定性、工具の長寿命化と加工面品位を実現します。そのため自動車、造船、産業機械分野などにおけるステンレス鋼の様々な穴あけ加工に適用が可能です。

WDX
WDX
刃先交換ドリルSumiDrill® WDX型 ステンレス鋼加工用ブレーカ「M型」

1. 特長

ステンレス鋼加工に特化したブレーカ
切りくず形状を制御するために設計されたステンレス鋼の穴あけ加工に最適なブレーカ。
優れた加工面品位
ステンレス鋼加工用に設計されたブレーカにより安定した切りくずを排出することで、異常振動を抑制し、優れた加工面品位を実現。
安定した工具寿命
耐摩耗性と耐欠損性を両立したステンレス鋼加工用材種「ACM300」と高強度設計のブレーカにより欠損を抑制し、安定・長寿命化を実現。

2. ラインアップ

インサート 計6型番
材種 :ACM300
工具径:Φ13~Φ45mm

3. 販売計画

初年度1億円/年、2年後3億円/年

4. 価格

880~1,210円(税抜)

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