13 January 2021

住友電工とOllo、AI技術を活用した生産性向上に向け共同研究開発を開始

~作業者の動作をAI技術でデジタル化、製造現場の課題改善に活用~

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「住友電工」)と株式会社Ollo(本社:東京都文京区、CEO:川合 健斗、以下「Ollo」)は、Ollo独自のエッジAI技術を活用した工場の生産性向上に向け、研究開発を共同で実施することに合意しました。

住友電工では、製造現場でのモノづくり力強化を目的に、2017年にIoT研究開発センターを設立し、IoT/AI技術を活用した生産性向上や安全性向上等に取り組んでいます。これにより製造現場では、設備や製品の情報をデジタルデータとして収集し活用が進んでいます。一方、作業者の情報については、ウェアラブルデバイスなどで一部計測可能となってきているものの、実運用の中で十分に活用できていません。

そこで今回、住友電工は、Olloが保有する独自のエッジAI技術を活用した研究開発を、両社共同で実施いたします。この研究開発では、住友電工の作業者が行う組立て作業や段取り作業に対して、少ないデータで学習が可能であるOlloのAI技術を活用し、カメラ映像から作業内容の検出や作業時間の計測を行います。これらを設備情報等とともにデジタルデータとして蓄積し、作業の効率化や標準遵守に役立てていくことが目的です。

2020年度末までに、住友電工グループの複数の生産拠点において実証実験を開始し、2021年度から製造現場のDX*基盤技術として運用展開することを目指します。

システムのイメージ
システムのイメージ
システムのイメージ

* DX(Digital Transformation):
データやデジタル技術を駆使したビジネスや生産プロセス等の変革

▼ 本件に関する報道関係者からの問い合わせ先

住友電気工業株式会社 広報部 広報グループ
TEL  : 06-6220-4119(大阪)/ 03-6406-2701(東京)
E-mail : web@info.sei.co.jp

株式会社Ollo
TEL  : 050-5359-5735
E-mail : info@ollo.co.jp
URL  : https://www.ollo.tech/

東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ企業。エッジデバイスを用いた画像認識に高い技術を誇り、顔認証では、世界的ベンチマーク1位グループに入る精度。動画解析による製造業の作業分析に注力。

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