24 December 2020
米国アラスカ州電力事業者より69kV海底電力ケーブルシステムを受注
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)およびSumitomo Electric U.S.A., Inc.(以下、SEUSA) は、米国・アラスカ州にある電力事業者Southeast Alaska Power Agencyより、69kV海底電力ケーブルシステムを受注しました。2020年12月より着工し、2021年10月に完工予定です。
本プロジェクトは、米国アラスカ州ランゲル近郊のヴァンク島とウォロンコフスキー島間の約5.1kmにおいて、老朽化した既存の138kV OF(Oil Filled)ケーブルを撤去し、環境保全性に優れた69kVのXLPE(架橋ポリエチレン)ケーブルを敷設するものです。当社現地子会社のSEUSAが元請として受注し、当社製造の海底ケーブルを敷設します。
住友電工グループは、これまでも北米市場において陸上・海底ケーブルの豊富な敷設実績があり、直近では今年5月にカリフォルニア州のPacific Gas and Electric Company社社向けに老朽化した送電網更新プロジェクトを完工しました。海底ケーブルでは、2018年に、ワシントン州Orcas Power&Light Cooperative社向け海底電力ケーブル敷設プロジェクトを完工しています。
また2019年にはイギリス・ベルギー間に世界最高電圧の直流400kV XLPEケーブルシステムを完工させるなど、世界各国で様々な海底電力ケーブルプロジェクトを遂行してきました。これらの実績を基に、海底電力ケーブルの製造や敷設に関する豊富な知見、優れた品質が評価され、本プロジェクトの受注に至りました。
当社グループは、品質、安全を最優先に本プロジェクトを着実に遂行するとともに、本経験を活かし、今後も増加が見込まれる米国市場での送電網の更新プロジェクトに取り組んでまいります。 また、脱炭素化の流れにより、米国市場を始め、世界的な規模で投資拡大が進む再生可能エネルギーの導入や高圧直流送電網整備に対して、当社グループは、お客様のニーズに合わせた、高品質なソリューション提供や製品・技術開発を行い、クリーン社会の実現に貢献してまいります。
敷設場所
船積前のケーブル(イメージ)
■ 本プロジェクト概要
契約先 |
Southeast Alaska Power Agency |
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案件名 |
Submarine Cable Replacement Project |
契約発行日 |
2020年11月20日 |
契約内容 |
・既設138kV OF海底電力ケーブルの撤去
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完工予定 |
2021年10月 |
以上