ケーブルの安全と品質を担う最終工程で各種業務や指導に従事
仁井田 和之
株式会社ジェイ・パワーシステムズ 製造部
技能職・製造職(技術職)/茨城製作所/2014年入社/機械科卒
志望動機
住友電工のことを知ったのは、製造関係の仕事をしている父に薦められたのがきっかけです。人々の生活の基盤となる製品を作っていることや、教育体制・安全面が充実している点に特に魅力を感じて入社を決めました。
お客様へ届ける前の最終工程で班長を務める
私の事業部門では、送電および配電用の電力ケーブルや架空送電線の製造と販売・工事を行っております。その中で私が在籍している工場では、発電所から変電所、さらにそこから各家庭までをつなぐ電力ケーブルを製造しています。電力ケーブルのサイズは直径約20mmから約250mmまであり、敷設される場所が陸・海・空どこなのかで種類が異なるので、実に多種多様な製品を製造しています。私の部門は、最終工程における出荷に向けたケーブルの長さ調整・端末処理・外観チェック・納期対応がミッションです。安全・品質管理の要となる重要なこの工程で、私は班長として後輩6名の指導と全体の進捗管理を行っています。
多くの人たちの快適な暮らしを支えるために
私たちの生活に必要不可欠な電気。その電気を途絶えさせないよう、良い電力ケーブルを納期通りに提供し、世の中の人たちの快適な生活に貢献できることにやりがいを感じています。ですが裏を返せば、私たちの製品に不具合が生じると電気が供給されなくなり、皆さんの生活に多大な影響を与えてしまうということでもあります。そのため、品質や納期に細心の注意を払い、より良い製品をつくることが欠かせません。私の工程は殆どが手作業なので、作業効率が品質や納期に色濃く反映されます。職人技を持つ先輩たちの仕事を参考に、迅速かつ着実な作業ができるよう心掛けるとともに、自分自身も後輩たちの手本となれるよう研鑽を重ねています。
高校時代の学びと部活で得たかけがえのない財産
元々モノづくりが好きだったので、工業高校時代は製造職に就くための準備期間という意識で過ごしていました。電気や機械について勉強し、工業係の資格を積極的に取得。実習では旋盤や溶接などのスキル・知識を身に付けるなど、あらゆる準備をしました。一方で運動部では中学・高校と部長を務め、部員たちとコミュニケーションを取りながら全国大会を目指して切磋琢磨しました。また、部長として人と意思疎通する大切さ、先を考えて指示を出す難しさも痛感しました。学生時代に得た知識やスキル、資格が役立っているのはもちろんですが、部活動で培ったコミュニケーション力や臨機応変な対応、体力や忍耐力も仕事上のさまざまな場面で活かされています。
<ある一日のスケジュール例>
時間帯 | 内容 |
---|---|
出社 (7:20) |
車通勤なので渋滞に捕まらないよう、余裕をもって早め(7:20頃到着目途)に通勤しています。 |
午前中 (8:30) |
毎朝、朝礼で一日の作業スケジュールと人員配置を説明します。 朝礼後、全員で職場内清掃を実施しながら、各作業場のレイアウトを再確認しています。 入荷品などの確認、リフトやクレーンなど依頼を行った後、持ち場に移動して作業を開始します。 |
昼休憩 (12:00) |
昼飯は、愛妻弁当を休憩所で仲間と食べます。 食事が終わった後は、同僚と趣味の話など雑談してしています。 |
午後01 (13:00) |
午後は、後輩への技術指導を行いながら、一緒に作業を行います。 お互い勘違いがあるとミスの元になりますので、声を掛け合いながら作業していきます。 怪我無く帰宅することが第一ですので、安全対策に気の緩みがあれば、厳しく指導しています。 |
午後02 (15:00) |
毎日15時からは、生産管理・品質保証・製造作業の各担当との打ち合わせに参加します。 作業の進捗、出荷状況など相互報告し、納期遅延が無いよう調整しています。 |
退社 (17:00) |
通常17:00が終業時間ですが、繁忙期時という事もあり19:15まで残業しました。 |