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多様な視点でお客様の困りごとを解決する

鈴木 愛

自動車事業本部 西部営業統轄部

2011年入社/人間科学部卒

志望動機

当時はリーマン・ショック直後で、世界経済が不透明な状況にあり、どんな大手企業も盤石とは言えませんでした。そんななか、川上から川中まで複数の事業で独自の技術と高いシェアを誇る住友電工に希望を見出しました。

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劇的に変化する自動車業界において

私はお客様である大手自動車メーカー向けに、ワイヤーハーネスとその関連製品の営業活動を行っています。営業の役割はふたつあり、ひとつがコンペに参加して受注を勝ち取ること、もうひとつが製品を量産化し市場に流通させるために社内の製造業務を調整することで、私は前者のコンペ担当になります。お客様は現在、新型コロナウイルス拡大という前代未聞の有事における生産調整だけではなく、自動車業界が劇的に変わっていくこの十数年間を見据えてどのような製品を開発するかなど、さまざまな課題を抱えられています。営業としては、お客様の希望に沿う製品やその供給の役割を、他社に先行して提案しなければなりません。また個人としては、過去の海外駐在の経験も活かしながら、多様な視点でお客様の困りごとを解決していきたいと考えています。

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営業は冷静じゃないといけない

全勝とはいかないまでも、参加する以上は勝ちたい、絶対に勝つつもりでコンペに臨みます。勝ったらうれしい、負けたら悔しい、という私個人の感情の問題だけではなく、失注すれば、海外の製造拠点で働く人たちの雇用にも影響するからです。プレッシャーはありますが、経験を積むなかで、感情に振り回されず冷静に自身の行動を決められるようになりました。また、営業はお客様の要望を叶えるのと同時に、社内メンバーのプロフェッショナルな知見をまとめながら実現に向けて交渉する立場であり、双方の言い分に対して公平な判断をする必要があります。どちらかに肩入れするあまりに、自社の利益を必要以上に削るようなことも、もちろんあってはなりません。新入社員のころに上司に教えられた「営業は冷静じゃないといけない」という言葉を、常に意識して業務を行っています。

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事業部の垣根を超えて

ネットワークとつながるクルマや自動運転、カーシェアリング、電動化など、自動車業界は大きな変革期を迎えています。自動車部品を数多く取り扱う住友電工にとって、それは対岸の火事ではありません。たとえば電動化によって自動車の構造がシンプルかつスリムになると、これまで製造してきた部品が使われなくなってしまう可能性もあるのです。しかし、ピンチはチャンスです。自動車の構造が変われば、道路や信号などの交通インフラシステムも変わる。そんなとき、自動車業界だけではなくインフラ業界にも多くのお客様を持つ当社は、事業部の垣根を超えた協業によって、いち早く新たなビジネスを生み出せると思うのです。今後の目標としては、管理職に昇格し、海外の大きな市場に挑戦しながら、事業部横断的なプロジェクトにも一役買いたいと考えています。