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「モノづくりに強い」という企業イメージを守り続ける

朱 雲飛

住友電工電子ワイヤー株式会社 CBA

2005年入社/工学研究科修了

志望動機

私は2000年に留学生として日本にやって来ました。外国籍かつ女性である自分が安心して仕事と家庭を両立できる職場環境や福祉厚生制度が整備されていることが、住友電工への入社の決め手となりました。

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常に知識をアップデート

現在私は、住友電工電子ワイヤー株式会社CBA部に所属し、民生機器用内部配線ハーネスとインターフェースケーブルハーネスの開発業務を担当しています。アメリカやヨーロッパ諸国のお客様から新たな製品仕様の要求を受け、実現可能な仕様案を提示すると共に、自社の海外生産拠点と連携を取りながら、試作イベントを通じて仕様の最適化と製品の量産化を実現していくのが私の主な業務内容です。また、お客様のニーズに合わせ、試作資材の調達から試作品の出荷まで、全体のプロジェクトマネジメントも重要な役割となります。テクノロジーの世界は日進月歩で、次々と新しい製品を世に送り出していかないと生き残ることができません。最先端の技術に触れることにおもしろさを感じながら、常に知識をアップデートして仕事に取り組んでいます。

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お客様の真意はなんなのか

お客様は必ずしも製品の中身に詳しいわけではありません。開発初期段階において、お客様からいただく新製品の仕様要求は、曖昧だったり技術的に実現不可能な内容だったりすることがしばしばあります。そのような場合、対応できない理由をわかりやすく説明したうえで、お客様が本来実現したいことを細かく整理し、それ満たす仕様案を提示するようにしています。お客様との信頼関係なくして、この仕事は成り立ちません。厳しい要求を頭ごなしに突っぱねるのではなく、相手の真意を引き出し、ともに課題を解決していくスタンスが重要です。試作を繰り返していくなかで、当初想定していた仕様とはまったく異なる製品になることもありますが、なんとか量産化にこぎつけ、お客様から「朱さんの提案通りにしてよかったです」といった言葉をもらえることが、なによりの喜びです。

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高いレベルの製品開発を追求して

入社して最初に配属されたのは、品質保証の部署でした。そこでの3年間の経験を通して、私の視野はかなり広がったと思います。そして、その経験は今の製品開発やプロジェクトマネジメントの仕事に間違いなく活かされています。「住友電工はモノづくりに強い」という企業イメージが世の中に浸透していると思いますが、品質やコスト、納期など、あらゆる面においてお客様が満足する製品を開発しなければ、それは実現しません。特に、初期段階から量産を見据えた製品開発を行うことのたいへんさを、日々の業務の中で実感しています。「住友電工はモノづくりに強い」という企業イメージを守るために力を尽くすエンジニアが、今後の私の目指す姿です。製造技術に関する豊富なノウハウを持つ現場とうまく連携を取りながら、さらに高いレベルの製品開発を追求していきます。