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広く深い研究で世界基準の挑戦を

沼田 昂真

エネルギー・電子材料研究所 金属無機材料技術研究部

2011年入社/エネルギー科学研究科修了

志望動機

大学院在学中に、住友電工と共同研究を行っていました。そこに参加していた社員の方のストイックな姿勢を間近で見て、この人と一緒なら情熱を持って楽しく仕事ができるのではないかと感じ、入社を決めました。

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無の状態から始める仕事

現在私は、燃料電池用部材の研究開発を担当しています。燃料電池と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、燃料電池自動車ではないでしょうか。ただ実際は、家庭用燃料電池やポータブル燃料電池など、その用途は多岐にわたります。私の研究は、最終的な適用製品は決まっているものの、当社の事業形態に最適なビジネスモデルを模索しながら開発を進めているため、雲をつかむような仕事もあります。ただ、可能性が無限に広がるからこそ関係者の期待は大きく、それがやりがいにつながっています。近年、CO2排出による温暖化等の環境問題が取り沙汰されるなか、その解のひとつとして水素社会の実現が注目を集めています。住友電工だからこそできることを追求しながら、私も2050年のカーボンニュートラル(CO2排出ゼロ)の実現に少しでも貢献したいと考えています。

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その先にある成果を意識しながら

当初私は、金属や非金属などの固体表面に金属を成膜させる、めっき技術の研究を担当していました。これまでめっき処理はできないとされてきた部材に、加工を施せるようにする研究です。ただ、それを短期的に実現するのは難しいとされ、中長期的な研究テーマに位置づけられていました。そこで私は、比較的短いスパンでの製品化が可能な分野に携わりたいと上司に志願し、兼務の形で燃料電池用の部材開発を受け持つことになったのです。担当テーマが増えると業務量も増えますが、自分のやりたかった研究ができ満足しています。また、研究者ではあるものの、お客様と直接やりとりする機会は多く、「この製品を使うと、性能上がっていいですよね。」といった言葉をかけられることも。研究に没頭するだけではなく、その先にある成果も意識しながら、これからも仕事を続けていきたいと思っています。

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社会をいい方向に変えていく

2050年カーボンニュートラル(CO2排出ゼロ)は全世界的な取り組みではあるものの、本当に実現できるのかと懐疑的な人も多いのではないでしょうか。燃料電池単体では、おそらく環境問題を解決することはできません。ただ、燃料電池と太陽電池を組み合わせたり、エネルギーの調整装置を活用したり、スマートグリッド(次世代送電網)を整備したりすれば、よりその可能性は高まると思っています。そして、国内外に数多くの拠点を持ち、事業分野が多岐にわたる住友電工であれば、必ずそこに貢献できると信じています。なにか社会をいい方向に変えていくような仕事がしたい。それが私の今の思いです。仮に研究テーマや仕事内容が明確に決まっていなかったとしても、世界基準の挑戦ができる。これほどおもしろいことはありません。