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世界を舞台にスケールの大きな仕事を

西川 正昭

生産技術部 第一設備技術部

2007年入社/工学部卒

志望動機

「スケールの大きな仕事」と「海外で活躍できるフィールド」が就職活動時の軸でした。住友電工は、設備開発から工場建設まで、すべてを自社内で対応しています。また、海外拠点も多いことから志望に至りました。

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設備設計のプロとしてモノづくりに貢献

これまで当社のすべての製作所(大阪・横浜・茨城・伊丹)を渡り歩いてきた私ですが、ここ最近は、規模の大きな電力ケーブル用の製造設備を中心とした事業部・研究部門の製造設備の設計がメインの業務となります。具体的には、2015年に大阪製作所で海底電力ケーブル設備設計、2017年に茨城製作所で海底電力ケーブル工場の新設、2019年からはインドネシアにあるグループ会社の電線ケーブル工場プロジェクトに携わっています。私の役割は、設備設計のプロとして住友電工のモノづくりに貢献すること。各部門が抱える製造プロセスの課題を理解し、将来の姿を想像しながら提案することを、常日頃から心がけています。また、自身が感じている仕事の醍醐味や奥深さを後輩に伝え、未来の設備設計者を育てるのも重要なミッションだと捉えています。

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絶対に失敗できないプレッシャー

2014年から2017年にかけ海底電力ケーブルの製造設備設計と工場建設に携わったことは、私のなかで特に印象深いです。入社以来、スケールの大きな仕事と海外への志向は抱き続けていましたが、入社7年目でそのチャンスが訪れました。1本あたりの長さが数十km、重量は数千トンにもなる海底電力ケーブルの製造は、全てのリハーサルが難しく、ぶっつけ本番です。また、ケーブルは決められた当初のスケジュール通りに次々と現地に納入されるため、工期が遅れてしまった場合、多大な損失を出すことになります。失敗できないプレッシャーが常につきまといましたが、設備設計者としてこれまでの知識と経験を遺憾なく発揮することができ、また、事業部門とともに一大プロジェクトを成し遂げたことで、大きな自信につながりました。

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開発力と技術力と人材力

海底電力ケーブルプロジェクトは住友電工のモノづくりの叡智がすべて凝縮されている、といっても過言ではありません。知識や経験を総動員したとしてもやってみなければわからない、そんな未知の領域に果敢に挑む気概が必要となります。私は製造部門と密に連携をとりながら、自らも製造現場に張りつき、設備設計の指揮をとりました。その経験を通して改めて感じたのは、世の中にない素材や製品を生み出す開発力、長い歴史の中で培われてきた技術力、ソリューションを提供する人材力が、当社の最大の強みだということ。そして、自由度が高い仕事だけに自走力が求められるということです。今後も、設備設計分野の第一人者になるとことを目標に、海外でスケールの大きな仕事をする、という入社時に抱いた夢を叶え続けていきたいと思っています。