困りごとは全部村田さんに相談しよう
村田 峻
電力プロジェクト事業部 第二技術部
2016年入社/工学研究科修了
志望動機
学生時代にラオスやミャンマーを旅行した際、電気が通っていない、あるいは頻繁に停電が起こる生活の不便さを経験。電力インフラ事業を通して人の役に立ちたいと思い、住友電工への入社を決めました。
海底電力ケーブルプロジェクトを推進
中東の海上石油プラットフォームに電力を供給する、海底電力ケーブルプロジェクトの受注活動と受注案件対応を行っています。製品設計と共に、ケーブル工事を行うお客様への営業活動も、私の担当業務です。商談相手はアラブ人やインド人。お互いネイティブではない英語で話すのですが、「申し訳ありませんが」や「よろしければ」といった日本語特有のクッション言葉を使うことはまずなく、とてもフランクなやりとりです。お客様との関係構築は最重要ミッションで、コロナ禍前は海外出張での面談、コロナ禍においては毎週の電話会議などで、継続的にコミュニケーションを図るようにしています。お客様の困りごとを聞き出し、社内に伝えて技術検討を統括、その結果をお客様にフィードバックし、議論・交渉を行います。
グループ会社への技術支援で成果を得る
サウジアラビアに拠点を置く住友電工グループの海底電力ケーブルメーカーに対し、技術支援を行うことも私の業務のひとつ。以前、新しいサプライヤー(仕入先)を採用した海底ケーブルをそのグループ会社で開発し、お客様のもとに納入する、というプロジェクトに携わったことがあります。構想は数年以上になりますが、私は最終段階から参画しました。製品適用の認定試験の計画を立案し、現地エンジニアと協力しながら試験を進める。また、開発と並行してお客様のもとを繰り返し訪問し、進捗を報告しました。そんな地道な活動が評価されたのか、通常よりも短期間でお客様の承認を得ることができ、開発された製品は新規案件に割り当てられることになったのです。なにか相談ごとがあれば、お客様はすぐに私を頼ってくれ、普段からの関係構築があってこその早期承認だったのだろうなと、改めて思います。
海外で活躍できる機会を活かして
お客様との打ち合わせの際、進行や提案は私が行っています。ただ、終わった後にお客様が相談を持ちかけるのは、私ではなく私の上司。そんな上司みたいになりたいと、私はあこがれを抱いています。「ケーブル技術の困りごとは全部、日本の、住友電工の、村田さんに相談しよう」と思ってもらえるように、さらに知見を広げ、関係構築を深めていきます。住友電工は海外で活躍する機会を数多く与えてくれる会社です。私自身、新入社員のころから、海外のお客様との電話商談や、海外出張などに携わらせてもらいました。それにより、ビジネス英語も身につきましたし、大きな商談をまとめられるようにもなりました。今後はそれらの経験を活かしてマネージャーとなり、さらには事業部全体を統括するような人材に成長していきたいと考えています。