POWER DEPO 3

POWER DEPO® Ⅲ FAQ

製品仕様

停電時にどのような電化製品が使用できるか?

停電時に蓄電池の電力で動作させることのできる電化製品は、AC100V、電流の合計が15A以内のものとなります。AC200Vの電化製品(エアコン、エコキュート、IH調理器など)は使用できません。また、AC100Vの電化製品であっても、例えば旧型のエアコンなどで始動電流が15Aを超えるものについては使用できません。取扱説明書「停電時の家電製品の利用について」も参照お願いします。

停電時に特定コンセントに接続された電化製品を使用するにはどうすればよいか?

蓄電システム用分電盤内の「切替スイッチ」を切り替えて頂く必要があります。

・切替スイッチが手動の場合
上(系統・重要) ⇒下(蓄電・重要)に操作お願いします。

・切替スイッチが自動の場合
停電発生時に自動で切り替わるため操作は不要です。

・切替スイッチがない場合
特定コンセントは平常時には使えませんので、平常時は電化製品を
一般コンセントで使用頂き、停電発生時には使用したい電化製品を
一般コンセントから特定コンセントへ差し替えて頂く必要があります。

【PD34FAQ】停電時ユーザー操作

インターネット接続は必須ですか?

本システムでは、設定が正しく行われていること、試運転が完了していることを判定するため、施工後に実施する試運転時にインターネット接続を必須としております。
インターネット接続された製品については、無料で見守りサービスを提供しておりますが、インターネット接続環境が無くなると、本サービスを受けることができなくなります。安心して蓄電システムを活用いただくため、インターネット接続環境の維持を推奨します。
※インターネット接続されていなくても、蓄電システムの使用は可能です。また保証対象外とはなりません。

施工・設置

蓄電システム用分電盤は本体に付属されているか?

蓄電システム用分電盤、および切替スイッチ単体については、設置業者様に準備して頂く部材になり、本体に付属されておりません。

市販のラックや壁掛け架台を使用した設置は可能か?

本製品は、市販のラックや壁掛け架台をはじめとした、工事説明書に記載された指定のオプション品以外を使用した設置については推奨しておりません。工事説明書の記載以外の方法での設置により発生した落下や衝撃での故障は保証対象外となります。

切替スイッチは設置必須か?

必須ではありませんが、切替スイッチがあれば、停電発生時の利便性が向上します。

・自動切り替えスイッチを設置した場合
停電時、蓄電システムに蓄えられた電力を特定コンセントに接続された電化製品に自動で電力供給が可能となります。

・手動切り替えスイッチを設置した場合
停電時、特定コンセントに接続された電化製品に電力供給するため、ユーザーが切替スイッチを操作する必要があります。

・切替スイッチを設置しない場合
平常時は、電化製品を一般コンセントに接続し、停電発生時には、停電中に使用したい家電製品を特定コンセントに差し替える必要があります。

配線工事において、単線であっても圧着端子で接続する必要があるか?

単線を圧着端子によって接続することはJIS C 2805で認められており、 各圧着端子メーカからも、単線の場合とより線の場合で、圧着性能に問題となるような差異はないとの見解を頂いております。圧着端子を使うことにより、施工における作業のバラツキを低減できますので、圧着端子を使った施工を推奨しております。

屋内設置の場合でもPF管を使用する必要があるのか?

屋内設置であっても、配線部分に直射日光が当たる場合はPF管を使用頂くようお願いします。配線に直射日光が当たらなければPF管を使用する必要はありませんが、配線が歩行の邪魔になったりしないよう、安全に配慮して設置してください。

自立出力片相の接地は必要ですか?

自立出力片相の接地についてはJIS C 4412-1の要求事項であり、必要になります。

自立出力片相の接地は、蓄電システム端子台で自立出力片相とアース端子を共締めする方法でも問題ないか?

JIS C 6950-1の規定により、蓄電システムのアース端子で共締めするのは不可となります。自立出力片相、アース端子とも、分電盤での接地をよろしくお願いします。

【PD34FAQ】アース端子共締め

試運転時の契約設定で「シングル」と「ダブル」とある。どちらを選択すればよいか?

押上効果ありの場合は「ダブル」、押上効果なしの場合は「シングル」を選択する必要があります。お客様の契約内容に従って選択をお願いします。

試運転時、T11が発生して自立運転に失敗するがどうすればよいか?

「T11」は試運転の自立運転確認の工程で、系統連系運転のままとなっている際に発報するエラーで、蓄電システム用ブレーカ(E2)がオンのままの場合に発生します。蓄電システム用ブレーカ(E2)をオフにしていただくようお願い致します。

保守・サービス

リモコンに赤い「!」マークが点いているがどうすればよいか?

・エラーがない場合、もしくはエラー表示Nxxの場合
インターネットに接続されていないことが原因の可能性があります。
インターネットに接続しない場合は今後同様の表示は出続けますが、蓄電池の稼働には影響はありません。

・エラー表示Exxの場合
リモコン操作に従ってエラー解除をお願いします。
エラー解除しても再発する場合は、お買い上げの販売会社またはコールセンターへご連絡ください。

・エラー表示Fxxの場合
お買い上げの販売会社またはコールセンターへご連絡ください。
そのほかのエラー表示については、取扱説明書「こんなエラーが出たときは」を確認し対応お願いします。

フィルターは無償保証の対象か?

フィルターは消耗品に該当しますので、無償保証の対象外となります。

「C08 オテイレシテクダサイ」という注意メッセージが出ているがどうすればよいか?

「C08 オテイレシテクダサイ」という注意メッセージは、実際のお手入れの有無によらず、初回設置日から1年経過ごとに通知されます。吸排気口周辺、フィルタの点検及び清掃をお願いします。リモコンの〇ボタンを押す、もしくは夜中0時になるとエラーは解除されます。取扱説明書「点検とお手入れ」も参照お願いします。