1993年 海外初の交通管制システムをタイで構築
成長著しいタイの
交通網整備に尽力
1993年6月、タイ・バンコクにおいて、第2 高速道路向け交通管制システムを完成させました。
第2高速道路は、慢性的な交通渋滞を解消するために計画されたもので、バンコクと近郊の国際空港を結ぶ全長20kmの高架型高速道路です。当社は交通管制システムを受注し、道路情報を提供する多機能表示システム、CCTV カメラによる道路状況監視システム、非常電話システムによる緊急連絡網、ハイウェイパトロール用の無線通信システムなどを構築しました。
当社として海外での本格的な交通管制システムの導入は初めてで、当社製の交通管制システム機器と非常電話機器などの海外調達機器を接続すること、またソフトウェアの一部を現地作成することを初めて試みました。海外調達機器の納期管理面においても苦労が大きかったものの、契約工期通り(23ヵ月)で工事を無事に完了させました。また、1995年と1998年には第2高速道路の延長ルートに対し、本システムの拡張が行われ、第13回アジア競技大会(1998年/ バンコク)開催を前にスケジュールの前倒し要求にも応え工事を完成させ、高速道路の建設が続くタイの交通網整備に尽力しました。