オレゴン2022世界陸上競技選手権大会へ当社から5選手出場決定
世界陸上競技選手権大会とは
世界陸上競技選手権大会(以下、世界選手権)は、2年に一度、奇数年8 - 9月頃に開催される世界最大かつ世界最高峰の陸上競技大会です。
日本でもテレビ中継があることから、一般的には世界陸上の通称で人気を博しています。
世界選手権は、IAAF(国際陸上競技連盟)の主催する大会で、IAAFの定める参加標準記録を突破した選手に参加資格があります。
参加人数の上限は、個人種目は各国3人、マラソンは5人、リレーは4人です。
参加する国・地域は200ヵ国を超えており、世界最大、世界最高峰の陸上競技大会とされています。
本来は、奇数年の2021年8月にオレゴン州・ユージーンで開催される予定でしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を受け、東京五輪が2021年7月開幕になったため、世界選手権のスケジュールが変更され、2022年7月に開催されることになりました。
開催概要及び当社選手出場スケジュール
≪開催概要≫
開催日程:2022年7月15日~24日(現地時間)
開催場所:アメリカ合衆国オレゴン州ユージーン
当社選手出場予定:男子110mH、男子200m、男子5000m、男子4×100mリレー、女子4×100mリレー
≪TV放映予定≫
TBSにて7月16日(土)~25日(月)の日本時間早朝から昼の時間帯を中心に行われる決勝種目を生中継でご覧いただけます。
以下は、当社からの出場選手の出場予定競技スケジュールです。
実際の放映時間はTBSの公式ホームページ等でご確認ください。
当社選手出場スケジュール(以下、日本時間)
7月17日(日)3:25 | 男子110mH予選(泉谷) | 7月22日(金)10:10 11:50 |
男子5000m予選(遠藤) 男子200m決勝(小池・上山) |
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7月18日(月)9:05 11:30 |
男子110mH準決勝(泉谷) 男子110mH決勝(泉谷) |
7月23日(土)9:40 10:05 |
女子4×100mリレー決勝(御家瀬) 男子4×100mリレー予選(小池・上山) |
7月19日(火)9:05 | 男子200m予選(小池・上山) |
7月24日(日)11:30 |
女子4×100mリレー決勝(御家瀬) 男子4×100mリレー決勝(小池・上山) |
7月20日(水)10:50 | 男子200m準決勝(小池・上山) | 7月25日(月)10:05 | 男子5000m決勝(遠藤) |
※各種目の準決勝・決勝への出場は、予選通過した場合になります。
出場選手紹介
遠藤 日向
種目 | 長距離 |
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今大会の 出場種目 |
5000m |
戦歴 |
2022日本選手権 5000m 優勝 2022ニューイヤー駅伝2区 歴代日本人最高タイム 2021日本選手権 5000m 優勝 2019日本選手権 5000m 7位 2019Boston University David Hemery Valentine Invitational 5000m 室内日本記録更新(13'27"81) |
ベスト記録 | 1500m 3'36"69 3000m 7'49"90 5000m 13'10"69 |
加藤淳選手(長距離)からの紹介コメント 遠藤日向選手は競技に対して非常に強い信念を持っている選手です。 競技に対する行動や発言に一貫性があり、他に流されない強い意志があります。 また自分自身にストイックで妥協しない強さがあります。 この強さがあるからこそ、常に高い目標に向かって努力できるのだと思います。 僕は彼と同年代ですが、本当に尊敬できる憧れの選手です。 遠藤日向の世界の舞台での活躍にご期待ください!! |
小池 祐貴
種目 | 100m、200m |
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今大会の出場種目 | 200m、4×100mリレー |
戦歴 | 2021東京五輪 100m、4×100mリレー 2021全日本実業団対抗 100m、200m 優勝 2021日本選手権 200m 優勝 2019世界選手権 100m、200m、4×100m 2018アジア大会 200m 優勝 |
ベスト記録 | 100m 9"98 200m 20"23 |
丸山優真選手(混成)からの紹介コメント 小池選手持ち前のピッチと後半の粘り強さにご注目ください! 小池選手は、普段の練習の際には自身の知識を惜しみなく教えてくださり、陸上競技以外の私生活でのアドバイスもくださる、面倒見の良い優しいお兄ちゃん的な存在です! 小池選手のストロングポイントは、大きな大会に強く、ここぞという場面で力を発揮できるところだと思いますので、世界選手権での走りが待ち遠しくてたまりません! ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします! |
御家瀬 緑
種目 | 100m、走幅跳 |
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今大会の出場種目 | 4×100mリレー |
戦歴 | 2022日本選手権 100m 3位 2019日本選手権 100m 優勝 2019全国高校総体 100m 優勝 |
ベスト記録 | 100m 11"46 走幅跳 6m03 |
臼井コーチ(短距離)からの紹介コメント 女子4×100mRの日本記録は、2011年に樹立された43秒39です。 昨年の東京オリンピックにおいて、日本代表チームが予選で日本記録にあと0.05秒と迫る43秒44をマークしました。 今大会は、まず昨年の代表チームの記録を上回ることが目標となります。 御家瀬選手の特徴は、一言で言えば【cool】です。 冷静沈着で自分自身をよく把握できており、競技に対する修整力が高い選手です。 決勝進出のためには42秒台が必須ですが、個々の選手があと0.15 秒短縮できれば可能です。 今大会同様、来年以降も大きな大会が続きますので、皆さん応援宜しくお願いします。 |
泉谷 駿介
種目 | 110mH、走幅跳、三段跳 |
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今大会の出場種目 | 110mH |
戦歴 | 2022日本選手権 110mH 優勝 2021東京五輪 110mH 日本代表 2021日本選手権 110mH 優勝 2019ドーハ世界選手権 110mH 日本代表 |
ベスト記録 | 110mH 13"06 走幅跳 7m92 三段跳 16m08 |
田中マネージャからの紹介コメント ここぞという瞬間の高い集中力…これはトップアスリートが持ち合わせる能力の一つですが、彼の集中力は群を抜いています。 日常の練習から、集中すべき瞬間において集中力が切れることはありません。 この積み重ねが、約13秒間に詰められたハードル10台の跳躍に繋がっているのだと思います。 彼は、世界のメダルに最も近い日本人スプリンターです。 泉谷選手が歴史を作る瞬間を、また世界への扉を開く瞬間を、ぜひその目で見届けてください。 |
上山 紘輝
種目 | 100m、200m |
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今大会の出場種目 | 200m、4×100mリレー |
戦歴 | 2022日本選手権 200m 優勝 2021日本選手権 200m 5位 2021日本インカレ 200m 2位 |
ベスト記録 | 100m 10"33 200m 20"46 |
宮川コーチ(短距離)からの紹介コメント 初出場ですが、 ワールドクラスへの登竜門となる今大会で結果を出せるか。結果とは200mで準決勝進出(上位24名)と自己記録(20.46 sec)の更新です。さらに、その走力を4×100mRの決勝進出に向けて役割を果たせるかがポイントになります。そのためには高度な「リテラシー能力」と「コンピテンシー能力」が必須になります。今、上山選手はこの能力が「垣間見えてる」段階です。try hard! |
出場選手からのメッセージ
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開催地オレゴンと住友電工の関係
住友電工は、おもに携帯電話などに使われる無線通信用GaAs(ガリウムヒ素)基板の米国および日本・欧州などのお客様向けの研磨加工工場として、2000年にオレゴン州ポートランド近郊のヒルズボロにSumitomo Electric Semiconductor Materials, Inc.を設立しました。
オレゴン州は、北にシアトルがあるワシントン州、南にカルフォルニア州の中間に位置し、ポートランドは北海道とほぼ同じ緯度にあります。11月~3月は雨期で、日も短いですが、夏は乾期で日も長く、快適な気候です。ヒルズボロは、りんごやとうもろこしなどの果物や穀物が栽培されるなど農業も盛んですが、1980年代から都市開発が進み、シリコン・フォレストの一部として発展し、ハイテク産業と農業が共存する都市として知られています。ヒルズボロには、インテルが先端半導体プロセス開発用工場「D1X」を置いているだけでなく、当社以外にも多数の日系企業の拠点があります。
北はポートランドから、南は世界陸上が開催されるユージーンにかけてWillamette Valleyと呼ばれる渓谷が広がっています。フランスのボルドーとほぼ同じで北緯45度前後に位置するため、ワインの産地としても良く知られるようになりました。
今回、世界陸上が開催されるユージーンよりもさらに南西には、25セントコインの裏側に描かれているクレーターレイクがあります。クレーターレイクは、流入河川や流出河川がなく、とても青く澄んだ美しい湖で、深さ592メートルと世界で9番目、アメリカでもっとも深い湖です。
かつて、この湖があった場所には、推定標高3,600メートルのマザマ山がそびえていました。7,500 年以上前の噴火でその山が大爆発、上部の3分の1が崩壊し、形成されたのがクレーターレイクです。
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住友電工のこれまでの世界選手権への挑戦の歴史
住友電工の世界選手権への挑戦は、今回が初めてではありません・・・。
2015年8月に北京で開催された世界選手権。その大会に小西勇太選手が男子400mH、田村朋也選手が男子4×400mリレーの日本代表に選ばれました。
2017年8月にロンドンで開催された世界選手権には、堀井浩介選手が男子4×400mリレーの日本代表に選ばれ、本番ではアンカーを務めました。
2019年9月にドーハで開催された世界選手権。この大会には、小池祐貴選手(100m、200m、4×100mリレー)、多田修平選手(4×100mリレー)、田村朋也選手(4×400mリレー)の3人が選出されました。多田選手は、男子4×100mで3位となり、アジア新記録・日本新記録を出しました。