グローバルなダイバーシティ&
インクルージョンの推進
ダイバーシティ&インクルージョンの推進とグローバルリーダー育成を含む
グローバルHRMポリシーの実現と、グループシナジー創出による22VISIONの
達成に向けて、エリアコミッティ活動を推進しています。
<概要>
当社グループでは40カ国で300を超える海外拠点が個別に事業活動を推進していますが、地域、国レベルで共通の経営課題については、個社の枠組み・事業の垣根を越えてグループ一体となって取り組んでいくことを目的に、エリアコミッティ活動を推進しています。当活動は、2011年に北米でスタートし、2014年以降は、米州、欧州、東南アジア・豪州、中華圏の4つの地域に展開・推進されています。
<活動内容>
各地域では、人事、モノづくり、ブランディング、IT、グループ共同購買等のテーマごとに委員会を設立のうえ、地域内グループ各社の専門人材を委員会メンバーに任命し、各社の課題を共有のうえ、共通課題に関する議論や、各種グローバル施策の導入、ベストプラクティスの横展開に取り組んでいます。現在ではグローバルで36の委員会に500名以上の多様なメンバーが参画しており、相互の人材交流を深める場としても機能しています。また、欧州と東南アジア・豪州では、域内各国の法規制、慣習、文化に適した活動となるよう、国別の委員会を設立して活動を推進しています。
<人材育成>
エリアコミッティ活動はグループ各社の人材が、個社の枠を超えた経験を積む貴重な成長機会にもなっており、グループグローバル幹部主導のもと、次世代グローバルリーダーの育成にも取り組んでいます。
<当社幹部と
海外グループ会社幹部
とのコミュニケーション>
エリアコミッティ活動から生まれた提言を住友電工グループの経営に取り込むことを目的に、グループグローバル幹部から住友電工幹部への定期的な提案・活動報告をしています。
従来はグループグローバル幹部が毎年大阪本社に集まる「グループグローバル幹部日本招聘会議」、住友電工ならびに海外関係会社の経営層が米州、欧州、東南アジア・豪州、中華圏の4地域ごとに毎年一堂に会する「海外主管者会議」を開催していましたが、新型コロナウイルス感染症によって海外との往来が難しくなった2020年度はこれらの集合会議に代わる機会として、グループグローバル幹部と住友電工幹部が参加するオンライン会議を年2回実施し、各地域の活動を報告のうえ、さまざまな意見交換を実施しました。
今後もエリアコミッティ活動のさらなる活性化によって、住友電工グループのダイバーシティ経営とグループ会社間の連携推進をさらに加速していきます。