ST4302/ST4302E
「ST4302/ST4302E」は、2018年12月1日から開始されるBS4K放送に対応したケーブルテレビ事業者様向けセットトップボックス*1です。BS及びBS4K放送のトランスモジュレーション方式、パススルー方式に対応しているため、多くのケーブルテレビ事業者様にご利用いただける機種です。トリプルチューナを搭載し、受信したケーブルテレビ放送を視聴しながら、他の番組を2番組まで同時録画*2することができます。 また、付属リモコンやGoogle Homeに話しかけることで操作が可能なGoogle アシスタントに対応した機能を搭載しています。チャンネル切換、録画コンテンツの早送り・早戻しや視聴中番組の録画開始などが音声操作可能で、わずらわしいリモコン操作を必要としない、快適な視聴環境を提供します。
「ST4302/ST4302E」の主な特徴
1. BS4K放送に対応
● 高精細、広色域のBS4K放送を受信可能
HDR*3(HDR10、HLG)に対応しており、お使いのテレビにあわせてHDR、SDRの中から最適な方式で出力します。HLG方式に対応していないテレビでもBS4K放送や、ビデオオンデマンドのHDRコンテンツをお楽しみいただけます。
● トランスモジュレーション、パススルーの両方式に対応
本体背面にケーブル放送、衛星放送の入出力端子をそれぞれ1つずつ具備しており、ケーブルテレビ事業者のサービスがトランスモジュレーション方式、パススルー方式のどちらでもBS、BS4K放送を受信できます。
● JLabs SPEC-033,034に準拠
高度BSデジタル放送トランスモジュレーション運⽤仕様JLabs SPEC-033(単一QAM変調方式)とJLabs SPEC-034(複数QAM変調方式)に対応。単一256QAMまたは複数の64QAMで伝送された4K TLVストリームの受信が可能です。
2. 音声操作に対応
付属リモコンのGoogle アシスタント キーを押し、リモコンに話しかけることで、チャンネル切換、録画コンテンツの早送り・早戻しや視聴中番組の録画開始などが音声操作可能です。
※Google Homeに話しかけることでも同等の音声操作が行えます。
3. 放送と通信を連携させたHybridcast™に対応
本体をインターネット環境に接続し、Hybridcast™対応番組でリモコンのdボタンを押すと、番組と連動したコンテンツをお楽しみいただけます。
4. 従来機種「ケーブルプラス®STB」の基本機能を引き続き搭載
● Android TV™を採用
映画、音楽をはじめゲームや生活情報などの豊富なアプリケーションをダウンロードしてテレビやモバイル端末で楽しんでいただけます。音声入力によるコンテンツ検索、モバイル端末とテレビの画面共有機能(Chromecast built-in™対応)は引き続きご利用いただけます。
● Gガイド番組表を搭載
Gガイド番組表による最大1ヶ月間の番組表示やお気に入りの番組名/カテゴリ/ジャンル/人物名など、多彩な検索条件での自動録画予約機能を提供します。*4
● モバイル端末・インターネットとの連携
ホームネットワーク内のDLNA対応のプレイヤ端末に対して、「ST4302/ST4302E」から放送中の番組や録画したコンテンツを配信できます。また、DLNAサーバ機能を持つ機器で受信した放送や録画したコンテンツの再生も可能です。さらに、「ST4302/ST4302E」で録画したコンテンツの持ち出し(ダビング)も可能で、モバイル端末で楽しむことができます。*5
● 事業者向け保守サービスおよび地域密着サービスへの対応
遠隔保守機能を搭載し、TR-069*6に対応したリモートでのファームウェア更新、機器の設定確認/変更/リセットなどが行えます。視聴情報の収集などサービス向上にお役立ていただけます。*7ケーブルテレビ事業者ごとにスタート画面をカスタマイズでき、地域に密着したサービスをご提供いただけます。
主な仕様
プラットフォーム | Android TV(Android™ 8.0, Oreo) |
メディアデバイス | Quad Core ARM B53 18K DMIPS |
映像出力フォーマット | 最大4K(3840 x 2160), 60fps |
HDR対応 | HDR10、HLG |
映像複合化 | MPEG2, H.264(AVC), H.265(HEVC*8) |
トランスコード | H.264/AVC、MPEG2 (HD) → H.264/AVC(720p / 480p) |
映像・音声出力 インターフェース |
デジタル映像音声 : HDMI2.0b*9 /HDCP2.2*10 規格準拠(本体背面) |
拡張インターフェース | 前面:USB2.0 x 1, 背面(録画用):USB3.0 x 1 |
有線ネットワーク インターフェース |
10Base-T/100Base-TX/1000Base-T (本体背面) |
無線ネットワーク インターフェース |
2x2 MIMO対応 IEEE802.11a/n/ac(5GHz) / IEEE802.11b/g/n(2.4GHz) ※5GHzと2.4GHzのどちらかで使用いただけます。 Bluetooth 4.2(BR/EDR/BLE) |
チューナ機能 | トリプルチューナ搭載(最大1視聴+2録画) ※QAM(256QAM対応) 、OFDM、PSK:各3チューナ 搭載 |
リモコン | 通信方式:Bluetooth Low Energy、IR(TV用) |
本体消費電力 | 約18W以下(通常利用時) |
本体重量 | 約600g |
外形寸法 | 幅240mm x 高さ33mm x 奥行き172mm(突起部含まず) |
JLabs SPEC準拠 | SPEC-001/003/004/005/006/007/017/018/019/020/032/033/034/035 |
*1 8K放送には対応しておりません。
*2 同時録画は一部動作条件があります。また、「ST4302/ST4302E」に別売りの外付けハードディスクを接続する必要があります。同じホームネットワーク上のDLNA対応録画機器に録画することもできます。DLNA対応録画機器は以下のURLをご参照ください。
http://www.jlabs.or.jp/judging/judging-dlna/dlna-equipment
*3 HDR(High-dynamic-range):より幅広く映像の明るさや色、コントラストを表現できる技術です。肉眼で見た場合と近い印象でお楽しみいただけます。HDRにはHDR10、HLG(Hybrid Log-Gamma)などの方式があり、従来の映像をSDR(Standard-dynamic-range)と呼びます。
*4 電子番組表は、米国TiVo Corporationが開発したGガイドを採用しています。Gガイド番組表の一部機能は、インターネットに接続しなければ利用できませんが、インターネット未接続時でも、8日間の番組表を表示できます。
*5 4K放送は放送中の番組や録画したコンテンツの配信、ダビングに対応しておりません。また、モバイル端末から「ST4302/ST4302E」と通信する場合、アプリが必要です。
*6 TR-069(Technical Report 069):エンドユーザ装置を遠隔管理するために、アプリケーション層プロトコルを定めた技術仕様です。
*7 設定画面にて、任意で視聴情報送信のON/OFFの切り替えを行えます。
*8 HEVC(High Efficiency Video coding):動画圧縮規格H.265 (ISO/IEC 23008-2 HEVC) の別称です。従来(H.264)の約2倍の動画圧縮性能を有します。
*9 HDMI2.0b:TVと周辺機器のインターフェースHDMI端子の規格です。4K解像度、HLGに対応しています。
*10 HDCP2.2:4K映像をHDMIで伝送するときに用いられる著作権保護規格です。
・Google、Android、Android TV、Chromecast built-in、Google Home は、Google LLC の商標です。
・Hybridcastは、日本放送協会の登録商標です
・Gガイドは、米国 TiVo Corporation またはその関連会社の商標または登録商標です。
・DLNAは、米国 Digital Living Network Alliance の商標または登録商標です。
・HDMI、HDMI High-Definition Multimedia Interface という語、HDMIのトレードドレスおよび HDMIのロゴは、HDMI Licensing Administrator, Inc.の商標または登録商標です。
・Bluetooth は米国 Bluetooth SIG Inc. の商標または登録商標です。
・本製品は下記URLに掲載されているHEVC特許の1つ以上の請求項の権利範囲に含まれています。
https://accessadvance.com/advance-patent-lists/
・その他、記載されている会社名、製品名、サービス名などは、各社の商標または登録商標です。