RGBレーザーモジュール
レーザーを光源としたディスプレイでは、光の三原色である赤(638nm)、緑(520nm)、青(450nm)のレーザー光を合波することによって、フルカラーの演色性を実現することができます。
レーザー光を合波するためには、空間結合方式としてR、G、Bレーザー光をコリメートレンズとフィルタを用いる方法や、 光導波路を用いる方法が一般的ですが、小型化、光損失やコスト低減に課題がありました。
当社では、光通信製品開発技術で培った高精度実装技術を応用して、レンズを用いない空間結合方式でR、G、Bレーザー光合波技術を開発し、世界最小レベルの超小型化(5×5.2×t3.3mm)と低コスト化を実現しました。
空間合波方式では、光合波による損失を最小限にできるため、低出力から高出力までの製品を準備し、今後のXRグラス(ARグラス)市場で有望とされている、網膜描画方式やWaveguideレンズ方式の用途にも適用が可能です。RGB光合波された発散ビーム光は、一つのレンズのみを用いてコリメートビームを形成することが可能で、Laser Beam Scanner(LBS)、 イルミネーション(照明)用途に最適な光源を得ることができます。