蓄電システム用分電盤は本体に付属されているか?
蓄電システム用分電盤、および切替スイッチ単体については、設置業者様に準備して頂く部材になり、本体に付属されておりません。
市販のラックや壁掛け架台を使用した設置は可能か?
本製品は、市販のラックや壁掛け架台をはじめとした、工事説明書に記載された指定のオプション品以外を使用した設置については推奨しておりません。工事説明書の記載以外の方法での設置により発生した落下や衝撃での故障は保証対象外となります。
切替スイッチは設置必須か?
必須ではありませんが、切替スイッチがあれば、停電発生時の利便性が向上します。
・自動切り替えスイッチを設置した場合
停電時、蓄電システムに蓄えられた電力を特定コンセントに接続された電化製品に自動で電力供給が可能となります。
・手動切り替えスイッチを設置した場合
停電時、特定コンセントに接続された電化製品に電力供給するため、ユーザーが切替スイッチを操作する必要があります。
・切替スイッチを設置しない場合
平常時は、電化製品を一般コンセントに接続し、停電発生時には、停電中に使用したい家電製品を特定コンセントに差し替える必要があります。
配線工事において、単線であっても圧着端子で接続する必要があるか?
単線を圧着端子によって接続することはJIS C 2805で認められており、 各圧着端子メーカからも、単線の場合とより線の場合で、圧着性能に問題となるような差異はないとの見解を頂いております。圧着端子を使うことにより、施工における作業のバラツキを低減できますので、圧着端子を使った施工を推奨しております。
屋内設置の場合でもPF管を使用する必要があるのか?
屋内設置であっても、配線部分に直射日光が当たる場合はPF管を使用頂くようお願いします。配線に直射日光が当たらなければPF管を使用する必要はありませんが、配線が歩行の邪魔になったりしないよう、安全に配慮して設置してください。
自立出力片相の接地は必要ですか?
自立出力片相の接地についてはJIS C 4412-1の要求事項であり、必要になります。
自立出力片相の接地は、蓄電システム端子台で自立出力片相とアース端子を共締めする方法でも問題ないか?
JIS C 6950-1の規定により、蓄電システムのアース端子で共締めするのは不可となります。自立出力片相、アース端子とも、分電盤での接地をよろしくお願いします。
試運転時の契約設定で「シングル」と「ダブル」とある。どちらを選択すればよいか?
押上効果ありの場合は「ダブル」、押上効果なしの場合は「シングル」を選択する必要があります。お客様の契約内容に従って選択をお願いします。
試運転時、T11が発生して自立運転に失敗するがどうすればよいか?
「T11」は試運転の自立運転確認の工程で、系統連系運転のままとなっている際に発報するエラーで、蓄電システム用ブレーカ(E2)がオンのままの場合に発生します。蓄電システム用ブレーカ(E2)をオフにしていただくようお願い致します。
試運転の際、蓄電システムリモコンがiPhoneのテザリング機能でインターネットへ繋がらない。
2021年に製造されたリモコンの一部で、iPhoneとWi-Fi接続ができない不具合が確認されております。Andoroidスマートフォン、ポケットWiFi、家庭用ルータなどでは、発生しません。
下図の通り、蓄電システムリモコンのIPアドレスをDHCPから、固定IPアドレスに変更してください。