31 March 2025

安定加工、工具の長寿命化を実現「SEC-突切りバイト GLC型」を開発、販売開始

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下「当社」)は、自動車部品などの多様な機械部品に使用される突切り加工に特化した新製品「SEC-突切りバイト GLC型」を開発し、2025年5月より販売を開始します。

自動車部品などの各種機械部品に多く用いられる突切り加工では、工具の異常振動や切りくず排出が課題となっており、工具寿命や生産効率の向上が求められています。また、近年では航空機部品に使用される耐熱合金などの難削材が増加し、突切り加工の難易度も高まっています。このような背景から、常に安定した加工を実現する工具のニーズが一層高まっています。

当社はこれらのニーズに応えるため、大径の突切り加工においても高い安定性を誇る「SEC-突切りバイト GLC型」を開発いたしました。

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「SEC-突切りバイト GLC型」

1.特長
(1)優れた加工安定性
新設計のホルダ形状で強固にインサートを固定し、工具の異常振動を抑制します。最大ワーク径Φ140mm(溝深さ70mm)の突切り加工に対応できる8種類の超硬ホルダGLC-C型をラインアップしています。

(2)抜群のインサート寿命
難削材加工用材種AC5015S、AC5025Sをラインアップし、高い耐久性を実現。難削材でも安心してご使用いただけます。

(3)良好な操作性
1つのレンチで迅速にかつ高精度にインサートの交換ができ、作業効率を向上させます。

(4)3種のチップブレーカで多様な加工に対応
汎用ブレーカGG 型、低抵抗ブレーカGF 型(勝手なし)、CF 型(勝手あり)の
3種のチップブレーカとの組み合わせで、さまざまな加工ニーズにお応えします。

2.ラインアップ
・ホルダ GLC-C型 8型番
・インサート 12型番

プレスリリース

安定加工、工具の長寿命化を実現「SEC-突切りバイト GLC型」を開発、販売開始

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