「中国国際輸入博覧会」と「中国国際サプライチェーン促進博覧会」に出展

2024年11月、住友電工グループは上海で開催された中国国際輸入博覧会(以下、「CIIE」)と、北京で開催された、中国国際サプライチェーン促進博覧会(以下、「CISCE」)に出展しました。当社グループとして、CIIEは4年連続の出展、CISCEは初出展となりました。

当社ブースでは、「中期経営計画2025」で公表したスローガン「つなぐ・ささえる技術でグリーン社会の未来を拓く」に基づき、エネルギー、情報通信、モビリティの製品技術や、グリーン社会の未来に貢献するサステナブルな取り組み、中国における製品・技術の導入事例などを、体験イベント、クイズコーナーも交えて紹介しました。

ブース写真
ブース写真

環境エネルギー分野

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直流海底送電や洋上風力発電向けソリューションとして、高圧直流海底電力ケーブルや今回初参加となる日新電機(株)の受変電機器を出展しました。

再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、洋上風力発電や国際的な送電網の構築など新たなニーズが増加しており、これらの製品は当社の注力分野にあたります。

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また、下水・工業廃水の処理や、水道水や工業用水の浄化に活用されている水処理膜「ポアフロン®」も展示しました。本製品は高強度、耐汚染性、長寿命が特長で、中国での販路拡大も進んでいます。

自動車分野

自動車分野

普段は直接見ることのない自動車内に搭載される各種の部品を、デモカーを用いて展示しました。高電圧低電流コネクタ、高圧/低圧アルミハーネス、アキシャルギャップモータ用圧粉磁心、駆動モータ用巻線など、CASEの進化において電動化・高速通信化に対応する製品です。

情報通信

情報通信

データセンター向けの高密度、大容量、低遅延、低損失を特長とする光ファイバーケーブルと融着接続機を展示しました。中国国家プロジェクト「東数西算」の実現に向けたネットワークの構築に大いに貢献する製品として紹介しました。

※東数西算:デジタル経済発展戦略の一環として、東部地域で発生するデータを、西部地域で処理・保存するという取り組み。

エレクトロニクス

エレクトロニクス

2024年8月に販売開始したThunderbolt™5ケーブルを初めて展示しました。Thunderbolt™テクノロジーは、インテル社が推奨している高性能インターフェイス規格です。パソコンとデバイスを接続するだけで、給電・データ伝送が自動で最適化される、最も先進的で安全なインターフェイス規格です。Thunderbolt™5ケーブルは、TypeCコネクタを使用した最大通信速度80Gbps(片側120Gbps)、最大240w充電対応できます。ゲームや映像制作をはじめ、デジタルワークのパフォーマンス向上を強力にサポートします。

・ThunderboltおよびThunderboltのロゴは、米国 Intel Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です。

産業素材分野

産業素材分野

CISCEでは、非鉄金属加工用オーロラコートドリル「マルチドリルMDA型」を展示しました。近年、自動車業界では軽量化が進み、アルミニウム合金などの非金属材料の使用比率が高まるなか、本製品は平滑性の高い新DLC(Diamond Like Carbon)コーティング「オーロラコートX」の採用により耐溶着性が向上し、工具損傷を抑制します。

大阪・関西万博プロモーション

関西・大阪に本社を置く当社は、社会貢献活動の一環として、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を応援しています。両展示会では、住友グループとして出展する住友館の最新状況を紹介しました。また、他の日系企業と共催するスタンプラリーや、万博公式キャラクター ミャクミャクのグリーティング、フォトスポットの設置などを行いました。

また、関西経済連合会の会長として訪中した松本正義会長は、李強首相が出席した出展会社懇談会に参加するとともに、当社ブースを視察しました。

今回、両展示会ともに世界各国の企業との貴重なコミュニケーションの機会となりました。

住友電工グループは40年以上にわたり、中国で新たな拠点の設立やプロジェクトの成功を通じて事業を拡大し、現在の従業員は4万人に達しています。今後も、中国をはじめグローバルにおけるサプライチェーン全体の付加価値向上に努め、サプライヤーや顧客と連携しながら共に成長を目指していきます。

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