女性総合職のロールモデルとして後輩たちにもいい影響を
土井 佳奈子
エレクトロニクス営業本部 電子・情報機器営業部
2015年入社/国際文化学部卒
志望動機
「海外展開が進んだ企業」「業界トップクラスの技術やサービスで世界を支えている実感が持てる企業」という軸で就職活動をしていました。そんななか、後輩育成や女性の活躍推進にも前向きな社風を感じ、住友電工への入社を決めました。
とりあえず自分でやってみる
OA機器や医療機器、家電など、社内では「民生分野」と呼ばれる機器メーカー向けに、エレクトロニクス部品であるフラットフレキシブルケーブルの販売・営業活動を行っています。お客様の製品用途は多岐にわたり、案件規模も年間数万円のものから数千万円のものまでさまざま。カスタム製品のため、一つひとつの案件に対して最適な仕様を提案できるよう、常にあらゆる加工方法や仕様の組み合わせを頭に入れて商談に臨みます。上司や先輩から手取り足取り教えてもらうのではなく、とりあえずやってみて自分の営業手法を確立するというスタンスで、これまで経験を積んできました。複数案件を同時併行で動かし続ける推進力や、関係部署の間に入って全体をコーディネートしながら臨機応変に対処する力が求められる仕事だと、日々感じています。
逃げずに壁を乗り越えていく
ある日、お客様から「御社のケーブルが他社製品とつながらない」という連絡を受けました。当時はまだ営業経験も製品知識も乏しかったため、お客様とうまくコミュニケーションが取れず、営業としての役割を果たすことができませんでした。なんとか挽回しなければ。そう思った私は、まず先方の各部署から不満や要望を聞いてまわることに。さらに、上司や社内の技術担当の協力を得ながら改善策を提案し、その後も技術交流会を開催して新規提案の機会を増やしたり、上層部同士の面談の場を設けたりと、地道に営業活動を続けました。そして一年後には、信頼回復とともに当社製品への評価が大幅に改善し、改めてビジネスパートナーとして受け入れていただくことができました。逃げずに壁を乗り越えれば、絆はより深まる、と感じた出来事でした。
女性だからこそ活かせる力
非鉄金属業界において、住友電工は女性営業の割合が高く、お客様からは「住友電工さんは女性営業に活気があるよね」と、よく言われます。働き方について男女平等や女性活躍が推進されている世の中ではありますが、一方で女性だからこそ活かせる力もあると、私は思っています。たとえば、共感性が高く好感を持たれやすい、細かい気配りで安心感を与えられる、相手に覚えてもらえやすい、といった特徴は女性営業ならではの武器なのではないでしょうか。おかげさまで住友電工は多様性を大事にしてくれる会社なので、結婚や出産を経ても、総合職や営業職、あるいは管理職を続けられる道があります。私自身、女性総合職のロールモデルとして後輩にいい影響を与えられるように、誠実に仕事と向き合いながら成長を重ねていきたいと思っています。