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「なんのために」を常に自問自答しながら

玉井 宏樹

S.E.I Thai Holding Co.,Ltd(タイ)

2015年入社/経営学部卒

志望動機

前職では担当の業務範囲が限定されていたため、「幅広い事業を展開する企業で、幅広いキャリアを積みたい」という思いから転職を決意。「萬事入精」「信用確実」などの住友事業精神が、自身の価値観と合致していました。

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利益創出に貢献できるように

入社後、伊丹製作所や住友電工プリントサーキット(株)で人事業務の経験を積み、2021年3月にタイに赴任しました。現在は、住友電工の現地法人20数社がそれぞれに抱える人事課題に取り組んでいます。普段のやりとりは英語がメイン。私が不慣れなのはもちろん、現地の人にとっても英語は母国語でないこともあり、コミュニケーションで苦労することは多いです。それに加えてコロナ禍においては訪問や対面での打ち合わせができず、思うように進捗していないのが現状です。人事は直接利益を生み出す部門ではありません。それでも、各社、各事業の利益創出に少しでも貢献できるように、日々ローカルスタッフとともに、各社課題の解決や仕組みづくりに奮闘しているところです。

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タイの地で人事としての成果を

以前、日本国内での仕事の一つとして、新会社(住友電工からすれば孫会社)の設立に、人事担当として携わったことがあります。転職後間もなく、知識も経験もない状態でしたが、周囲のサポートを受けながら、採用活動や社員研修、各種規則の作成に全力で取り組みました。新会社の工場で自分が採用に携わった新しい仲間たちがやる気に満ちあふれた表情でモノづくりし、彼らがつくった製品が初出荷を迎えたときは、感慨深かったです。また、社員の健康増進活動の全面的な見直しを行った際には、それが大幅なコストダウンと利便性向上につながり、経営陣にも喜んでもらえました。人事の仕事は成果が見えづらいかもしれません。しかし、住友電工をつくっているのは間違いなく、住友事業精神が息づく職場と社員一人ひとりです。人事の仕事に誇りを持ち、なんとかこのタイの地でも成果を出したいと、今強く思っています。

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イチからキャリアを積んでいく

海外駐在を目標にする若手社員が、この会社には多いような気がします。駐在している私が思うのは、「海外駐在までにどんなキャリアを積むか」よりも、「過去の経験や習慣に囚われず、都度如何に結果を出していくか」が大事だということです。もちろん、過去の経験や習慣は大いに役立ちます。ただ、新しい環境に移れば、その場所のルールや時流にアジャストする必要があります。海外においてはその姿勢はより重要となります。そして、業務を進める上でもうひとつ大事なのが、「なんのために」を常に考えることです。仕事を進めていくと、最初の目的をついつい忘れてしまうので、意識的に原点に立ち返るのです。「なんのためにタイに来たのか?」「なんのためにこの仕事をするのか?」それを自問自答しながら、今日も私は仕事と向き合っています。