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なりたい自分になれるチャンスがこの会社にはたくさんある

孫 萌

住友電工デバイス・イノベーション株式会社

2020年入社/工学研究科修了

志望動機

エントリーシート提出後、リクルーターから誘いを受け、一日工場見学に参加しました。そこで働く社員の雰囲気のよさや技術力の高さを目の当たりにし、ぜひ自分もこの会社で働いてみたいと思いました。

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製品の信頼性を高め、故障にも対応

現在私は住友電工デバイス・イノベーション株式会社の品質保証部電子デバイス品質保証課に所属し、製品の信頼性評価や、故障原因の調査および改善を行っています。社内で新技術・新製品を開発するときや、設計・工程に変更があるとき、サプライヤー(仕入れ先・供給元)を採用するときなどは、当部署で試験を実施し、製品の信頼性を評価。リスクや故障モード(アイテムにおける故障の様子)をフィードバックすることで、改善を図ります。故障はないに越したことはないのですが、半導体・電子ディスプレイ・一般電子部品が複雑にからみ合ったつくりになっている電子デバイスでは、どうしても発生してしまいます。そのような場合、まずは故障原因を調査し、社内の他部門と情報を共有しながら、製品の品質改善対応を進めていきます。

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故障をただの故障で終わらせない

故障の原因はさまざまで、いわゆる応急処置で直ることもありますが、ただ、それでは根本的な問題解決にはなりません。製品の信頼性を高めるために、またお客様に満足してもらうために、根っこの部分から改善する必要があるのです。現在持っている知識で対応できない場合は、専門のサイトに掲載された論文を確認。この文献調査を通し、私は過去に例のない故障モードを発見したことがあります。さらに、開発部門に情報共有したことで、新技術・新製品の開発にもつながりました。故障をただの故障、クレームをただのクレームで終わらせず、次なる技術の種にすることが、この仕事の醍醐味といえるかもしれません。私は中国人で、日本語も決してうまくありませんが、それに臆せず、他部署の社員とも積極的にコミュニケーションすることを心がけています。

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一人前のエンジニアの先に

さまざまな業務に携わるなかで経験を積み、一人前の信頼性試験エンジニアになること。それが私の目標です。また、中国語・日本語・英語の3ヶ国語が話せるので、その語学力を活かし、海外のお客様にサービス提供する仕事がしたいと考えています。もともと私は、事業分野が広い住友電工であれば、学生時代に取り組んだ研究内容が役立つのではないかと思い、入社を決めました。また、複数の事業分野が自分の専攻領域とつながり、職業の選択肢が増えるはずだ、という思いもありました。ただ、そういった可能性の広がりは、就職時だけに限りません。入社して実際に働き出してからも、今の仕事を次の仕事に活かせるチャンスはいくらでもあるのです。今後も、エンジニアの私だからできること、中国人の私だからできることを模索していこうと思っています。